2016.10.27
「できた」が肯定されるのは普通、成長のプロセスが肯定されること
昨日は「NPO法人 教育キネシオロジー協会」ジャーナル「えでゅけ」にて寄稿をしてきた
【シリーズ「ブレインジムをする上で大切にしていること」④最終回】
でとりあげた、「成長のプロセスが肯定されること」
について触れました。
この投稿では<プロセスが肯定されること>について。
ブログで書くのは、
自分がしている脳力開花の仕事は
それこそ、たくさんの手法が世にあるし、
たくさんの人がいる訳です。
ですので、「どんなことを重要だと思っているか」
お知らせしておくようにしています。
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「成長のプロセスが肯定されること」
↓
そもそも<肯定>がつかわれる機会をみていくと、
自然発生的に圧倒的に多いのが、
できた、できない、
勝った、負けた、
選ばれた、表彰されたみたいな
<結果>への肯定。
人々の意識として、
やっぱり、分かりやすいものに反応する。
<結果>って目に見えて分かりやすいんですね。
そういう意味では、結果による肯定は自然現象。
でも、意識していないと、ただ、適当にすごしてしまうのが、
プロセス中の肯定感です。
プロセス中の意識は、必ずしも、超ポジティブである必要はないのですが、
プロセス中に、否定の割合が増えすぎると、成長への障害になることがあります。
その時々、ひとつひとつの自分のパフォーマンスが下がるからです。
例えば、こんな例。
ひとつ、成長していることが自分でわかっていても、
それとほぼ同時に「まだ、ここがダメだ」ということに意識が全面的に向かうこと。
プロセス中の経過で2つ、違う例であげてみると
ケースA
「〇〇は伸びた・スキルになっている感じがする」
↓
「△△は、何かがもう少し」
↓
「でも、〇〇はスキルになっている、よし○○を発展させて行こう!」
という脳の使い方と
ケースB
「〇〇は伸びた」とほぼ同時に「でも、△△は、まだダメだ」
↓
「△△がダメだ、やっぱり△△、変わらないな」
↓
「△△△△△△、、、、」
という否定感が深まっていく、脳の使い方。
どっちが良いでしょうか?
もちろん、ケースBで<結果>を出す時があります。
そしてその結果を積み重ねていく時期もあるかと思います。
でもですね。
脳の使い方にストレスかけて、鞭打って、みたいな方法は、
人生軸の長い期間でみると、持続力と言う意味で、
パワーが減ってしまいます。
脳の中で否定的なことと、肯定的なこと、
両方に意識をむき、
肯定的なことを活用して、行動を継続させていくこと、
これ、ナチュラルな成長モデルに、とても大切と考えています。
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「プロセスを肯定的にとらえる」
これは、自分が、どうなのか?
日々の小さな行動をしているとに、
自分が何を考えているか、で簡単に確認することができます。
頭の中に否定語が多いときは、
「より肯定的にとらえられることは、何かな?」
と、わざとらしくも、考えてみる時間をとってみるといい。
特に大人の方で、否定癖が付いている方は、
きっと、今までに苦しい体験も重なったことがあるかもしれません。
そういう周りが多かったのかもしれません。
最初は癒しや、適切なプロに助けを求めることがあると思いますが、
ある程度、日常生活が動いてきたら、
プロセスの肯定が、ナチュラルかどうか、
確認する作業に入った方が、より、成長のスパイラルにのりやすいです。
私が、大人の方とワークをするときには、
脳の使い方をチェックをして、
より心地よく、のびやかに脳が活用するか、
ステップアップ練習をしてもらっています。
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ブレインジム・原始反射統合・体験会
http://www.imsi.co.jp/session/session_04.html
次回担当する公式コースは、日程はこちらから
http://www.imsi.co.jp/course/capacity/usa.html