2017.09.18
愛着形成 「子育ては、愛情があれば、が、うまくいかないわけ」
昨日の投稿
の続き
講座の最後に、ポーテージさんで長年指導されている先生から、愛情と愛着形成について質問がありました。
セミナーで実際に行った遊びやタッチングを例にだしてお話したのですが、
これは、原始反射統合や日ごろの子供向け、親子向けのセッション、場合によっては大人向けセッションでも共通するころがあるので、少し触れたいと思います。
「子育ては愛情が最も大切といわれるけれど、、、」
愛着形成が大切っていわれているので、多くの方が<アタマ>では知っていると思います。では、どうやって愛着形成できるのでしょうか?
実際は、理想は知っていても、なかなか、毎日の様子で、
そうなっているかというと、そうでない、、、ということも多いのではないでしょうか?
それができなくて、私ダメだな、って思うこともあるかもしれません。
もちろん、まれに、24時間、聖マリア? 仏さま?!
みたいな方が、いらっしゃるかもしれません。
それは、それは、本当に、素晴らしいなと思うのですが、
誰もが、誰もが24時間、愛情全開で人に接することができるか?
というと、そうでない人や状況がでてくるのではないかと、私は思っています。
愛や愛情というのは<気持ち>が大部分で、自分にも他人にも見えにくい、
感じにくい、形の輪郭も、色も、も変化しやすいものだからです。
親になって、子どもは、とても大事って、頭では、わかるけど、
自分がちょっと忙しかったり、疲れていたり、
仕事や、人間関係など、今日はちょっと、上手くいかなかった、って思うことだって、あると思うのです。
そんなときには、一番近い、人に特に目がいき、子どもの発達のことで、大丈夫かなって、不安になったりすることも、頻繁にあるかもしれません。
動きやすい<気持ち>に頼っていると、揺らぎやすいし、そうでない自分がでてきたら、自分を自分にダメ出しして、責めてしまうかもしれません。
そういうお母さまに、結構の数、あってきましたし、私もそういうときがあります。
それで、なのですが、迷わない、安心するための少しの発達の知識と
サポートする手法を伝えると、何か、この関係がうまくいくことが多いのですね。
また、何かアクシデントがあっても、上手くいってしまうとか、そういう、いつの間にかうまくいっている、というケースが生活の中に増えてくるんです。
きっと<気持ち>だけでなくて、親子で感じやすい、目に見えやすい、体験、<行動>として、積み重なっているからだと、私は思っています。
行動も、いやいやだと続かないので、簡単で
親自身のためになる、親がリラックスして取り組めるもの。
そいうものの、方が、後々、役に立つことが多いなということも、私は特に感じています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「自分が、24時間愛情人間は難しいことを知っているから」
私は「24時間!愛情人間」ではいられないということを、自分で知っています((^_-)-☆)
ポジティブな時もあるけれど、超ネガティブになるときもあるし、
怒るときもあるし、冬眠のように、ねているときもある。まぁ、よくいうと、感覚的の方が、優れているわけです。
悪くいうと、理知的なところが弱いというか、、、(合掌)。
もちろん、いつも愛!みたいだったら、素敵だなって思うこともあるんですが、
不器用なことも、相当な数、あるものですから、仕事をするにも、家事をするにも、時間がかかるし、苦労することも多くて、自分に余裕がなくなることが多いのですね。
だからこそ、ずっと愛情人間、なんていうのは横において、日々の暮らし方を工夫しています((^_-)-
すこし長くなりましたが、まとめると、
愛情や愛着形成、大事ってわかっているけれど、
気持ちだけでは、うまくいかないときもあるっていう前提で、考え、
私と同じような人もいたら、と思って、手法をつくったり、提案したりしています。
発達支援、親子の愛着形成については
人間の初期の成長サポートが行えるシンプルな知識と事例をしること。
そして、そのほとんどの時間かかわる親が、自分自身に対しても、上手にリラックスするスキルをもつこと。
この2つを同時に手にすることは、現実的だし、
「気持ち」だけに頼らない点で、有効であると、私は今までの経験から、そう感じています。
そういう意味で、アイデアを出す仕事、
経過をみて、次につなげるサポートは、人間らしくて、奥が深いなと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちらは大人向けです。日常生活の中でみかけられる発達の土台となる知識をえたり、それにかかわる実際の体験をしていただく基礎ワークショップです。
テーマは子どもの発達支援、大人の発達障がい、情緒安定とストレス適応、運動力の向上、器用性と自己肯定感の形成など、自分で意識してもなかなか変容が難しい「反射」について、実際のワークの紹介となります。
すでに、これらを理解しているけれど、現場での導入、指導法が難しく感じている方もご参加いただけますが、重複することもあるかもしれません。私の経験上になりますが、目的が限定されているとき、パーソナルなときは、個人セッション/レッスンの方が、効率がよいのではないかと、思います。