2022.02.21
手や口、足の動きと原始反射 オンラインコース2日目
脳と身体のための原始反射エクササイズ&セルフケア オンラインコースの
2日目が開催されました。
コースでは子どもの教育支援、スポーツやダンスの先生、自分自身のサポートを目的に東北から関東、関西地方から約10名の方と一緒に学んでいます。
2日目は、手や口に関係する原始反射、把握反射、引きおこし反射、バブキン反射や口唇探索反射、それから足に関係する反射として、足底反射、バビンスキー反射について学びました。
手や足の原始反射の残存や発達の不足による問題として代表的なものに
・鉛筆の持ち方が安定しない、字が上手くかけない
・リボン結び、ボタンをとめるなど日常行動で手先が不器用
・転びやすい、つま先で歩く、足の繰り返すケガ
・椅子に座っていられない
があります。
また、スポーツ分野では
・繰り返す手首や足首の怪我
・筋力の強化や安定性でも練習の効果がでにくい
・感情的になりやすい
などの改善、進化に原始反射統合を行うことが多いです。
原始反射統合では、行うエクササイズに対して
「なぜ、それをするかという考え方」が
実際の支援や指導のシーンでは重要なので、
原始反射の説明に重ねてお伝えしています。
2日目も、現実でよくあることの疑問や質問が多くでました。
原始反射統合は、身体の動きで脳と身体の生涯における発達をサポートする手法ですが、身体の部位でみることに加えて、部分だけでなく、全体でみることが大切です。これは動きにもあてはまり、部分的な動きからどのように全身の動きがつくられていくかが、考えることが必要です。
コースでは各反射についての話を基本の材料に、たとえば料理でいうと、どのように「調理」するのかという「つくる」部分をお伝えしていくことを大切にしています。
次回は3日目、STNR、ATNR, ランドー反射を取り上げます。
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自然療法の国際総合学院IMSI