嵯峨副学院長のブログ

2022.09.13

スポーツ選手に、原始反射統合?!

スポーツ選手に、原始反射統合?!

スポーツ選手に人生の基礎発達である「原始反射」を統合するアプローチを2005年から行い続けています。

メンタルの不調や運動が苦手で「不器用」と感じている方への手法として知られる「原始反射の統合」ですが、実は「もっと強くなりたい」、「もっと上手くなりたい」と願うスポーツ選手にも、役立つアプローチだと私は考えています。

競技スポーツでは、皆が能力を伸ばして記録や順位を争いますが、その過程で、伸び悩んでスランプになったり、怪我をしたりと、一時的に成長がストップしてしまうことがあります。

また、結果による自信の喪失や緊張、自己肯定感の低下などメンタル面にも影響することもよくあります。※イップスとも関係あると言っている専門家もいますが、この投稿では、お話が複雑になるのでおいておきましょう。

そんな時には、「原始反射」統合レベルが変化して、短、長期で原始反射が活性していることがみられます。

最近のセッションではテニス、陸上、サッカー、ラグビー、ダンスなどをする、小学、高校、大学、社会人の方とご一緒しました。

スポーツの場合は、種目が違っていても、テーマになることが共通しています。

例えば

【各技術系の伸び悩み】

・練習をしているけれど、なかなか上達しない

・右側への動きはいいが、反対側への動きが苦手

・技術にムラがある

・一緒に練習しているチームメイトとの差が開いていくばかりで不安

【身体能力について】

・瞬発力、短距離のスピードをあげたい

・一瞬の判断力を強化したい

・足首や腕、腰の怪我で過去の動きにちかづけるか不安

・背筋、体幹、身体が弱い

・怪我をしやすい

【メンタル系について】

・大会で練習のように身体が動かない、緊張しやすい

・自信をもてずに、いる

・キレやすく、感情のコントロールが難しい

・コミュニケーション能力が低い

・皆、熱心に指導してくれるけれど、自分がこたえられない。

・相談できる人がなかなかいない。

・大会で負けたことへの切り替えが難しい。ひきずる。

・怪我や失敗体験のトラウマ

等の例があげられます。

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これらに対して、精神論でアプローチするのでもなく、日ごろの練習を反復したり、強度を上げたりして対応するのではなく、「発達」や「その人の持つ脳と身体の関係や学び方」から働きかけるのがスポーツ選手向けの原始反射統合です。

そして、私自身は、お相手が小学生以上だったら、本人が体験すること、本人が気づき納得すること、次のプロセスでの安心と成長を自分自身が感じられること、というのを大切にしています。

先月から、今月にかけても、フィードバックがいろいろとありました。

ハイレベルな大学スポーツをされる方からは、後日「とても勉強になった。いろいろ質問もしたけど、全部腑に落ちたのがすごい」とコメントをいただきました。

一緒に身体ワークやおしゃべりを通して、きっと、自分の中で、何か自分自身をもっと高める手掛かりがみつかったかな?と思うと嬉しいです。

学生スポーツにはシーズンがあり、一生できるというものではなく、人生においては限られた時間です。悔いなく、充実し、満足して迎え、終えられるように応援し続けたいですね!

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