冨野学院長のブログ

2021.09.09

アトピー性皮膚炎と自然療法

「アトピー性皮膚炎におすすめの自然療法のケアを教えてください!」

こんな質問が、度々寄せられます。

ご自身やご家族がアトピーをお持ちの場合もあるし、クライアントから相談されたという場合もあります。

自然療法では、1)患部に対する(対症的な)ケアと、2)ホリスティック(全体的)なケアとの両方が可能です。

 

1)患部に対する(対症的な)ケア

かゆみのある部位に対して、ディエンチャンの「陰のローラー」でコロコロしたり、「陰のハンマー」でトントンと叩いたりします。

かゆいときは、皮膚を心地よく刺激しながら、こもった熱をうまく発散させるのです。

これぞ、鍼灸がベースになっているベトナムの智恵。

アロマセラピーには「抗炎症作用」を持つ精油が多くあります。

代表的なのが、ジャーマンカモミールです。

↑ こちらはジャーマンカモミールの水蒸気蒸留を行った時の写真で、蒸留水に浮いた青い点々が精油です。

この青い色は成分のカマズレンの色で、アトピーの方にお馴染みの、抗炎症、抗アレルギー作用を持つ塗り薬「アズノール」と似た働きを持ちます。

他にも、サンダルウッドやラベンダートゥルーなどもお勧めですが、アトピーの患部に塗布するときは、とにかく慎重に、少しずつ試すのが良いでしょう。

まずはキャリアオイルのみで試す ⇒ 調子が良ければ、ジャーマンカモミールを1滴加えたオイルを試す ⇒ 調子が良ければ、少しずつ濃度を1%程度まで上げる、または1つずつ他の精油を加えてみる・・・といった感じです。

 

忘れてはならないのは、「かゆみは、悪者ではない」ということ。

皮膚が「排泄器官として正常に仕事をしている」だけなのです。

ですから、皮膚に対して「何かを塗れば治る」と考えないほうが良いと思います。

1)のケアは、あくまでも症状を抑えるための一時的なケアで、同時に2)ホリスティック(全体的)なケアも行っていく必要があるのです。

 

 

2)ホリスティック(全体的)なケア

大切なことは、「巡り」と「解毒」と「リラックス」で、具体的には、下記のようなことがおすすめです。

・筋肉のコリをほぐす

・冷えを解消する

・便秘を解消する

・(月経のある女性であれば)月経を整える

・ストレスを緩和させる

・眠りの質を高める などなど・・・。

 

例えば、顔にかゆみが出るなら、首のコリを緩める、手の指にかゆみがでるなら、脇のリンパを流すなど、患部から少し離れたところにアプローチするのも良いかもしれません。

アロマセラピーリフレクソロジーディエンチャンなど、手法はそれぞれであっても、どれも自然療法のセラピストが比較的得意なことばかりだと思いませんか?

 

もちろん、生活習慣の改善はとても重要です。

特に、入ってくる毒を減らす(つまり、食生活と身体に使うグッズの見直し)と、適度な運動は必要不可欠。

1日で効果は出ないかもしれませんが、長期的に取り組めば、きっと皮膚のみならず、身体全体に良い効果が表れるはずです。

皮膚トラブルが出やすい人は、大変なことも多いですが、そうでない人よりも、むしろラッキーではないかと思います。

何故なら、結果が目に見えて分かりやすいし、悪化したら必死になって生活習慣の改善に努めることにつながります。

 

実際、私がひどいアトピーでした。

現在でも、アレルギーの血液検査をすれば数値は変わりませんが、お薬を使わずにコントロールできていますし、20代の頃よりも、ずっと体調が良いと感じています。

もしアトピーなどの不調でお悩みの方がいたら、お気軽にご相談ください。

 

自然療法の国際総合学院IMSIでは、心身のケアに使えるアロマセラピー、リフレクソロジー、ディエンチャンなどの自然療法をお伝えしています。

多くの方に自然療法を知っていただくことで「不調が起きたら、なんでもかんでも、すぐに病院!」という人が減ると良いなと思っています。

自然療法の国際総合学院IMSIにご興味がある、もっと知りたいという方は、是非資料請求をしてみてください。オープンキャンパスのご予約(来校・オンライン)も随時承っています。

 

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