2022.04.05
マッサージの世界大会とエレガンス スパ&ビューティー アカデミーの伝統について その1
25年間イギリス式のアロマセラピーを伝え続けているIMSIは、日本のアロマ界では最も古い歴史を持つスクールの1つですが、世界を見渡すと、もっと歴史と伝統を持つスクールがあります。
フランス・ニースにあるエレガンス スパ&ビューティー アカデミーの学校創設は1969年。
なんと、53年もの歴史を持つアカデミーなのです!
ここでマネージャーを務め、日本人留学生のサポートも担当されているフランソワ雅子氏より、アカデミーの歴史について伺いましたのでご紹介します。
エレガンス スパ&ビューティー アカデミーの前身となる「エレガンス・ゴンダール」は、マルセル・ゴンタール夫人によって1969年にフランス・ニースに設立されました。
地元では、今でも設立当初の名前「ゴンダール校」と呼ばれ、親しまれているのだそうですよ。
創始者のゴンダール夫人は、103歳くらいまで生きられたのだそうです。
美を追求し、プロを育てながら、103歳まで生きるなんて、素敵ですね!
そのゴンダール夫人から直接教わった最後の生徒が、現在のステファニー校長です。
「フランスのエステ史上最も若い校長」としてエレガンスゴンタール校を引き継ぎました。
フランスでは、エステティックスクールの校長になるためには資格が必要で、そのための資格試験があります。
この試験は、とても難易度が高い上に、「一生に2回しか受けられない」という規定があります。
つまり、2回落ちたら、一生エステスクールの校長にはなれないのです。
これはすごいですね!
その厳しい資格試験に、最も若くして(当時23歳)合格したのが、ステファニー校長です。
最初のうちは、スクールに通う学生さんの親御さんたちが「こんな若い校長で、大丈夫なの!?」と心配し、学生さんよりも親御さんたちとのやり取りに色々と苦労したようです。
その後、ステファニー校長は、ゴンダール校で物理学を教えていたジャンエリック氏と結婚し、現在に至るまで、2人でアカデミーを経営されています。
エレガンス スパ&ビューティー アカデミーは、設立当初と変わらずに、妥協することのない精神、高度な技術、クオリティーの高いトレーニング、美容・ウェルビーイング業界に深い関わりを持ち続け、更なる発展を遂げています。
フランスのエステティック国家試験の合格率においては常に上位で、これまで8500人以上のエステティシャンを世に送り出し、現在でも年間約300人のプロを養成しているのだそうです。
そして、フランス国内だけでなく、海外からも高く評価され、マッサージやエステティックを学びにくる外国人も、後を絶ちません。
日本からも学びに来る方が多いそうですよ。
長くなりましたので、フランスで開催されるマッサージの世界大会については、次回お伝えします。
5月5日(木・祝)フランス式リンパドレナージュ入門
アーカイブ(録画)視聴も可能です。その道”の第一人者である一流の講師陣から通訳付きで直接学べるまたとないチャンスです。