2010.10.07
フィットネスサミット2010 ~親子でフィットネス~
秋と言えば運動会。 うん?食欲の秋という方も?
過日、財団法人 健康・体力づくり事業財団主催の
フィットネスサミット2010に行ってきました。
場所は代々木公園内、国立オリンピック記念青少年総合センター。
サブテーマは ~親子笑顔 フィットネス~
私は健康運動指導士として活動・資格習得して15年目になりますが、その資格保持者には運動生理学やメタボ保健指導法など、広く健康と運動にかかわる講演などの情報が送られてきます。その中で、気になる講座や講演があった時には、なるべくオフをとって参加するようにしていますが、今回は、このサブテーマが気に入って即受講することに決定!
ちょうど幼児期の子どもの育児中ということ、発育発達・ブレインジムなど、日頃の仕事に関係することもあり、とても楽しみにしていたのです。
このフィットサミットでは、子ども~大人までの健康運動にかかわる専門教育・指導者が全国から招集され、事例や症例発表、デモンストレーションなどが行われたり、子どもの体力についての研究で著名な先生の基調講演なども行われました。
中でも、私が興味をもった内容は、
● ボールエクササイズが知的障がい児にもたらすもの
● 体育授業における鬼ごっこのやり方の違いによる子どもの活動量の差
● 時系列から見た運動遊びの楽しさがもたらす行動変容について
● 親子あそびを通して見えることは?
など。
実は、慢性疾患を有する高齢者の運動強度、高齢者心理と運動機器向上プログラムの効果など、大人を対象とした事例もありましたが、前職の時にこちらが専門で、自分でも深く学んだことがことがあったり、それよりも、今、自分が働くママとして育児中ということもあり、子どもに興味がぐーんと引き寄せられているのです。
そして、最も心が動いたのは、東海大学の小澤治夫先生の基調講演です。
「子どもの健康・体力の現状と課題~学校体育と親が向き合うべき取組~」
お話はとても45分では足りないような、ぎっしりつまった、笑いあり、緊張あり、親として深く考えさせられるシーンあり、脳がポジティブに刺激される内容でした。
先生の研究や文部科学省の調査結果などと重ねて、
子どもの体力が低下していること。
体力と学力の低下が相関していること。
また、生活習慣として、朝食の摂取と体力・学力・授業中の居眠り・勉強への意欲なども、これまた相関関係があることなど、データーで示されるだけでなく、
加えて、先生が指導した学校の子ども達の体力・学力・意欲などが、どのように子どもと接することで変化していったか?など、長年の教育現場でのご経験に基づくお話などがありました。
身体を動かすことと脳の発達、朝ごはんの重要性など、皆、なんとなく頭で分かっていることですよね。でも、そのなんとなくが、はっきり調査の結果とかで示されると、メッセージとしてのインパクトが大きくなります。
こうして、一人の親の心にも強く響いたことも考えると、あらためて、大学や国・自治体での研究・調査の価値を実感します。
今日は少し長くなってしまいました。明日から、もうすぐ体育の日ということで、小澤先生のお話しなど、ご紹介していきますね。
次回は 子供の体力・学力についてです。