2010.12.08
メディカルスパ クリニックでの自然療法 続き
過日のブログでお話した続きのお話です。
メディカルスパ・クリニックにおける自然療法プログラムとして、フェイシャル、ヘッドスパ、ハンド、フット&レッグトリートメントの実技を行いました。
IMSIでは過去にもクリニックや病院、メディカルスパでの運営や技術指導を行ったことがあり、私自身は講師という立場から、技術指導がメインの役割になっています。
ここ数年の間に医療分野でも、アロマセラピーを導入している施設が増えていますし、人の手のぬくもりを感じるハンドテクニックを「サービスのひとつとして取り入れたい」という、ドクターの方も増えてきています。
例えば、病院のロビーや入口などには患者さんをお迎えするにあたって、心地よいと感じるリラックスできる香り、風邪やインフルエンザなどが流行する時期には、殺菌作用や免疫機能を高めるといわれている香り、化粧室やパウダールームで使用するハンドソープや化粧品などの香りのコーディネートなど、アロマセラピーは最も導入しやすい自然療法のひとつと言えるでしょう。
そして、もうひとつは、特に美容や産婦人科、心療内科、介護の現場などで需要が高いハンドテクニック。
人の手が触れあうことで、自然治癒力は高まったり、リラックスしたり、また、不安が軽減されたりという癒しの効果ですが、最近はこの分野での需要も高まっているようです。
そのような中で、どのようなハンドテクニックが理想的なのか?
今回の会議では、皮膚科や美容医療の専門家の方を対象としているとのことでしたので、それに関係したプログラムをご紹介しました。
まずは、フェイシャル。
レーザーや光治療など機械を使用した施術を行うクリニックなどでは、メインの施術としてハンドテクニックを位置づける施設は少ないと思いますが、もしも、「今日は手のためにだけに来られた」とか、特別なリクエストがあった場合などに備えて、リンパドレナージュのテクニックと表情筋への刺激方法などをご紹介しました。
コスモリフト&フェイシャルなどで活用するりフットアップなどして、半分ずつ、顔を比較して頂きました。
眼の位置が施術した側のお顔だけ、リフトアップ変化するところを後ろから見て頂きました。
コスモリフト&フェイシャルについてはこちら→
http://www.imsi.co.jp/course/fr/cosmolift_cosmofacial_info.html
次にヘッドスパを。
参加されている方をモデルにアンチエイジングヘッドスパを行いました。
こちらも片側のみを行ない、頭部の軽さ、動きのスムーズさをご確認頂きました。
頭だけでなく、お顔もリフトアップされ、表情が豊かになって喜んで下さいました。
そして、休憩後はハンドトリートメント。
メディカルコスメを使ったハンドマッサージの手法とハンドリフレクソロジーで内臓エリアを刺激するテクニックなどをご紹介しました。
マダムクライアントの間では、手はお顔の次に「若返りたい」ポイントなのですよね。
優しいタッチの後は、躍動的な腕のストレッチ。やはり、片側だけのデモで、肩の関節の可動域を変化を見て、実感して頂きました。
最後は、フット&レッグトリートメント
フットでは、ニューロフットリフレクソロジーで使う背骨や脊柱起立筋に対応するテクニックや、足のアーチを美しく保つ技術の後、足裏のミニリフレクソロジーを。
ニューロフットリフレクソロジーについて参考コラム→
http://imsi.co.jp/library/teacherscolumn/iino/09nf.html
レッグにはリンパドレナージュを。むくみが解消され、足が軽くなったこと、足首がほっそりと変化していらっしゃいましたので、会場にいらした方と一緒に確認いたしました。
こうして、足のつま先から頭まで、全身、服をきたままで出来るトリートメントのデモンストレーションを行いました。
途中、テクニックのポイントを解説したり、日頃、お世話になっている看護師の方の「現場の声」をお伝えしながら、終始、しゃべり、動き、続けました。
今回ご紹介したテクニックは、特にクライアントへのホスピタリティ・サービスを高め、「また、この病院・クリニックに行きたいわ」と思って頂けることをテーマに構成され、以下のようなことがカバーされるプログラムになっています。
● クライアントが抱えている不安、リクエストをお聞する時間として。
● 施設の治療方法と直接重ならないが、プラスすると効果をもたらす技術。
● 2,3分から15分までと、短時間で心地よさと効果を感じるテクニック。
終了後には、実践的なご質問を受けたり、大きな拍手を頂戴したり、とても充実した時間を過ごすことができました。
帰りの新幹線の中では、頂いたプロビタミンCの本を読みながら、あっという間に時間が過ぎました。
代表の方に伺いましたが、現在は医療従事者しか手に入りにくい化粧品原料も、近いうちに一般の方も手に入りやすいように、商品を開発されているのだとか。
そのお話がきましたら、また、このブログでもご紹介したいと思います。