2011.08.15
なでしこJAPANの佐々木監督の本 なでしこ力
前のブログで書いた、次に読みたい本、
なでしこJAPANの現在の監督 佐々木さんが書いたが本
「なでしこ力」
先週、買って、1日で読みました。
そして今週また、2回目を読みました。
テレビのワイドショーとかでは、
「女性を指導する会社勤めのおじさんにもいい」
とか
「身だしなみに気をつけることが女性を指導する上で大切」
とかいうようなことが主として強調されていましたが、
読んでみると、さすが、監督が書いているだけあって、なでしこの強みを生かす戦術の解説、過去のひとつひとつの試合で、シュートにつながった、もしくは失点につながったプレーの描写が、動き、時間ともに詳しく書かれてあって、その時の情景が頭に浮かぶほど。
選手の書く本とは違いますね。
そして、もちろん、練習や試合を通じての監督として関わる上で発見した、女性選手の特徴などもかかれていて、それをどのように「強く」することに結びつけているかも書かれています。
ワールドカップで優勝するなんて、そんな前代未聞すぎる!?偉業をなしとげた日本女子サッカーチーム。海外のメディアはもちろん国内からも、運が味方したとか、ミラクル、地震の影響など言われることもありますが、この本を読んでいると、その準備を着々と整えてきていたことが分かります。
もちろん、延長戦の、あの澤選手の同点ゴールは神業みたいでしたが、サッカーというスポーツは、数多い競技種目の中でも、もっとも多くの要素が必要とされる種目の一つ。
個人個人のテクニック、反射神経、予測力、空間把握能力など要求される中、試合の時間は短くて90分と持久力も必要。また、1点の重みの相当強いスポーツならではのメンタル面のコントロール、しかも、それがチームとして機能して、初めて勝利できるという競技です。
私自身はスポーツやアスリートに興味がありますが、サッカーをしていたわけではありません。でも、あっという間に読んでしまいました。というよりも、2、3度感動のあまり、泣きながら(笑)
仕事、子育てにも、いろいろと勉強にもなりましたよ!
(スポーツが大嫌いな方はどうかな?)
・・・
実は、ノリさん(佐々木監督)の本を買った時は、隣にあった澤選手の本も買いました。
こちらも、すごいなーと思いながらあっという間に2回読んでしまいました。
何がすごいって、いろいろありますが、とにかく「澤さん」のような人が、どのようにできたのだろうという謎がとける気がしました。こういう人が日本女性にいて良かった!世界に自慢できる女性ですね。
この二つの本の共通しているのは、ワールドカップの前に出版されているのです。
そして2人とも世界一になることを目標・宣言しているし、なでしこJAPANならできると言っているのですね。
オリンピックメダリストとか、大きな結果を出してから、それついて語る本はありますが、口ではなく、本で書くのは、なかなかの勇気がいることだと思います。
うーん、世界で活躍する日本の女性アスリート、
そして、それを育てている監督の話、
読んでいて心も体も熱くなりました。
ロンドン五輪も来年ですね。
応援したいです。
TOUCH FOR WORLD International Week 2011