2011.10.22
ナチュロパス 「タビサ マッキントッシュさん」のクリニックへ
このブログでは、引き続き、
先月出張で行きました「オーストラリアの自然療法」について、書いています。
前回の続き、シドニー編
↓
朝、早く起きて、グリーブからセントラル駅へ向かいます。
今日は、ナチュロパスのタビサ・マッキントッシュさんにお会いすることになっています。
セントラル駅のバス停で乗り換え、ウーラーラ地区へ。
↑ バス停においてあったパンフレット。
右方向に、黒字で「WOLLAHRA」という地区の名前があります。
何と発音すればいいのか迷うスペル?!・・・
豪州での地区、地域の名称は、イギリスや英語にちなんでいるものも多いのですが、オーストラリアの先住民であったアボリジニの語源も多いとのこと。このようにOOとかLLとかスペルの重なっているのは特にそうだとうか。
さて、タビサさんは、ナチュロパスとしてクリニックで臨床を積み重ねている一方、パブリックスクールやシンポジウムなどで、ナチュロパス(自然療法士)助産師、看護師、その他、ヘルスケアの専門家向けにレクチャーをしたり、テレビ番組で栄養や自然療法のことを伝えたりなど、幅広く活動をされています。
↑ こちらは、今年あったプロのナチュロパス向けのセミナーのレジメ。
「ケミカルオーバーロード」(化学物質の過剰負荷)
~人の成長における有害物質・毒素の負荷について~
現地在住のナチュロパスの前田アンヌさんが一時帰国されている際に、このレジメを見せて頂いたのが5月頃。
そのときの私の記憶は、
「ナチュロパス(自然療法士)の人でも、このような科学的なレクチャーをしている人がいるのね・・」と思ったことでした。
と同時に、アンヌさんの
「医学部を卒業してからナチュロパスになっていることもあり、かなりクリニカル。専門は妊娠から産後のママ、子供のケアですね。セミナーには沢山の専門家が話を聞きに来ていましたよ」という言葉が気になっていました。
それから、4ヶ月。出張準備をする中で、やはり、タビサさんにお会いしてみたいな、という気持ちが深くなりました。
そして、光栄なことに、お会いできるチャンスを頂き、この日、ウーラーラに来たのです。
このエリアは、パディントンから続くエリアで、高級住宅街なのだそうです。
バス停から降りて、てくてくと歩くと、素敵なブティックがたくさん。まだ、時間が早くて閉まっていたけれど、美しいドレスや靴(値段がついていたのをみてビックリ!ゼロがひとつ違っていた!!)、その他、キッチンツールの有名なお店なども。
さて、大変人気のナチュロパスの方、時間に遅れてはいけないと、少し早めにつくように出発。
予定通りつきましたが、同行して下さったアンヌさん曰く、「ナチュロパスは時間を区切って働いているいるし、こちらでは早すぎるのは、あまりよくない、ピッタリぐらいが喜ばれる」とのこと。
・・・・フムフム、、、現地の人のルールに従うのが一番。
時間がに余裕があったので、アンヌさんオススメのカフェで、朝のカフェオレのテイクアウトを。
人気のカフェのようで、朝から沢山のマダムやジェントルマン風な人たちが素敵な朝食をとっていましたよ。
さて、私は、ソイラテを片手に「タビサさんに、どんなことを聞こうかな?」と、歩きながら、独り言のウォーミングアップ(独り言は日本にいても、多い私・・・ (笑)
間もなくして、タビサさんのクリニックが入っている建物に到着。
とっても素敵な建物で、
↑ 1Fは、ウエディングドレスのショールームかな?
↓ タビサさんの表札も確認し、中に入ります。
↑暗めのライトに、下から光が。。。廊下も素敵。
扉の前には、タビサさんのクリニックのマーク。
外で待っていると、とっても可愛らしい5歳?と2歳くらいのお子さん2人と、優しそうなママがでてきました。丁度、コンサルテーションが終わったばかりのようです。
その後、ドアからタビサさんが出てきました。
「どうぞ、どうぞ入って!おまたせしちゃってゴメンナサイね」
優しい声で話しかけて下さいました。
↑ ナチュロパス 「タビサ・マッキントッシュ」さん。
5歳と3歳のお子さんのママさんナチュロパスでもあります。
お部屋の中には、ディプロマなどが、かけてあります。
↑ 医学、自然療法士、ニュートリション&環境医学な修了証書が。
最初にお互いに顔を合わせて、自己紹介を。
↑ IMSI TIMSは、日本語で制作されていますが、写真がたくさんあるので、外人の方にもイメージがわきやすいようで大活躍です。
それから、タビサさんのお仕事の様子をお聞きすることに。
タビサさんは、この場所で
● ナチュロパシー
● クリニカル ニュートリション
● ハーバルメディスン
● ウエルネス エデュケーション
の臨床をしています。
メディカルバックグランドがあるということで、ナチュロパシーを最新の科学的リサーチを踏まえて提供するスタイルで行っていて、GPやサイコロジスト、鍼灸師や、カイロプラクターなど、その他の専門家と連携を図り、統合的アプローチも積極的に行っています。
特にフォーカスしている内容は、「女性の健康」で特に妊娠、産後・乳幼児の健康、消化器系、ケミカルミニマイゼーションとのこと。
クライアントについて伺ってみると、
クライアントのうち、ナチュラルファティリティ(自然なスタイルでの妊娠)を望む人、妊婦さん、子供などのクライアントが週に15人くらいは訪れているとのこと。
乳幼児はママと一緒にクリニックを訪れますが、ホルモンバランスを崩しやすいティーンエイジャーも一緒に相談にくることもあるそうです。
その他、実際のサービスについても、お話を伺いました。
「IVFサポート(生殖医療に対するナチュロパシックサポート)は、どのような角度・ポイントで行っているのか? 実際にハーバルメディスン、ニュートリションをどのようなタイミングで処方しているのか?」
また、乳幼児やキッズケアに対する考え方など。
・・・
「子供は、できるだけ自然に身を任せ、まずは食事の内容をみていくことをしているわ」
「産後のママのケアは、なるべく、ママに優しくて、簡単な方法でストレスがかからないような処方を大切にしているのよ」
との言葉は、ママでもある私も、改めて納得することばかり。
・・・あーそうだった。そうだわー。。
私も、息子のケアをするときに、もっと意識することがあったわねーと思いながら、タビサさんの話に耳を傾けます。
タビサさんなのですが、「クリニカル」と聞いていたし、ケミカル過剰負荷のリサーチをされていることもあって、会う前は、私の勝手なイメージの中で、メディカル系にいるタイプ?(端的、リサーチが全てで断定的。これはダメ、コレは良い!というような雰囲気で話を進める)と思っていたけれど、それが、驚くほど、マイルド。素敵な話し方をするのです。
ここにきたママさんの誰もが、
「へーそうなの。私も試してみようかな?」
と、感じてしまいそうな話し方。ストレスフリーで、(ブログの文章では表現しにくいのですが)、とてもナチュラル・素直な表現で、ただ、ただ魅力的なのです。もちろん写真もそうですが、実物はもっと美しい方。
私も「ナチュロパシーを実践したら、こんなキレイになるのかしら?」
なんて、ふと、思ってしまうくらい、素敵なママさんなのです。
さて、そんなタビサさんの、医学の道から自然療法へと道を変えて、今のお仕事をするきっかけになったお話を、この後、聞くことになるのです。
続く・・・