2011.10.23
医学から自然療法の道へ タビサ・マッキントッシュさん
このブログでは、引き続き、
先月出張で行きました「オーストラリアの自然療法」について、書いています。
ナチュロパス・タビサさんの続きです。
↓
タビサさんは、医学部を卒業しながら、ナチュロパスの道へ進んでいます。
医学部を卒業しながら、医師にならずに、その他の道へ行く。。。
かけた時間や労力、学費などを考えても、日本でも珍しいことですよね。
もちろん、豪州でも珍しいとのこと。
医師の仕事をしながら、自然療法もいいのではないか?と考え、
自然療法のメソッドを取り入れるという医師は、どの国にもいますが、、、
タビサさんに、そのことを伺ってみると、
メディカルスクールの学生時代に、病院(GP)で受付やドクターズリファーラルなどの事務仕事をしていた。卒業後も含めて約4年間だったが、その間に、誰がきても、症状が同じであれば同じ薬、、、クライアントとの結びつきが少なく、機械的に人が行き来するの毎日の繰り返しに、疑問をもたれたそうなのです。私は、果たして、これを目指しているのかな??・・・と。
自問自答しながら、バックパッカーをしながら旅にでること、約一年。
その中で、自然に身をゆだねることや自然の力を感じ、それを大切にしていくようなことをしていこうと意識したとのこと。
お話の中には、「Nature is doctor」という言葉もでてきました。
「えー見えない。。。 バックパッカーなんてしたの??」と驚きましたが、納得。
タビサさんの後ろのある絵は、はい。日本に関係のある絵
歌川広重の絵。
江戸時代末期の名所、風景を描くのを得意とした絵師。
世界的にも有名な絵師ですが、タビサさんは、「大波はあるけれども、自分自身が、どんな時も、波にさかわらず、自然に身を任せていく」ということを思い出すために、この絵を飾っているのだそうです。
お茶のカンも、和紙でつつまれているものでした。
日本にも、特別な良いイメージがあるのだそう。
日本人としては、それだけでも、嬉しいですね。
さて、タビサさんからは、その後、プライベートの話、
今後の展望など将来的なお話を伺いました。
定期的にリサーチに時間をとり、レクチャーの準備などは育児をしながらなので、3ヶ月前から準備をしているそうです。
このセミナーに用意した、レジメはなんと51ページも。。。
すごい情報量ですね。
来年辺りには、一緒にレクチャー活動をしていた産科の先生と共同で、本を出版する準備をしているとか。
そんなタビサさんは、育児の時間もしっかりとり、お子さんと一緒にお料理を楽しんだりしながら、子供の成長を温かく見守っているママさんです。近い将来には、現在の仕事の延長で、専門家向けというよりも、一般のママさんが使えるようなナチュロパシー・ニュートリションブックを作りたいとのこと。
とっても可愛らしいお子さん達。お写真がデスクの上においてあります。
1時間半と短い時間でしたが、タビサさんのお話を伺えて素敵な時間を過ごしました。
まだ、今回、初めてお会いしたばかり、
「とにかく素敵な出逢い。今日をスタートとして、末永く交流しましょう」とお互いに言葉を交わしました。
最後に、タビサさんから頂いた、オーガニックのハンドソープをもって写真撮影。
門をでたら、わんちゃんが。
この後は、サリーヒルズにあるTONIKA HELTH・ナチュロパシッククリニックに行く予定です。
サンドイッチ屋さんでランチをとることに。
私はチキンと野菜・香草のオープンサンドを食べて、腹ごしらえをしました。