2011.11.04
不妊・自然懐妊 sydney health & fertilityのメラニー・コーマンさん
昨日はイクメン パパの育児の日。
息子は大のパパ好きなので、ママは、ずいぶん助かっています。
ママはオフィスで残業をさせてもらいました。
今日から熊本から、おばあちゃん、おじいちゃんがきて、七五三のお祝いをすることになっています。にぎやかな週末になりそうです。
・・・
このブログでは、引き続き、2011年秋にIMSI講師、嵯峨が「世界の自然療法の知る旅」として、オーストラリアを訪れた時の様子をブログに書いています。
昨日の続きで、Natural Fertility Management 自然懐妊のプログラムについてです。
sydney health & fertility のメラニー・コーマン先生にお会いできることになりました。
先生のクリニックは、マンリーにあります。
なんと、先日、このブログでもご紹介したスポーツナチュロパシーの先生、キラさんのご自宅と同じ地域にあります。
といういことで、シドニー、サーキュラーキーから再び、フェリーにのって、マンリーまで移動です。
港から歩いて10分くらい、クリニックを見つけました。
海が見える静かな場所にあります。
赤とベージュのロゴの入った看板が壁にかかっていました。
入口のブザーを押すと、メラニーさんが、出迎えて下さいました。
とても、、、背が高い、そしてスリム。。。
その身長とスタイルを私と比較すると、
ほら、この通り! ちなみに、私の身長163cmくらい。
それから、クリニックのコンサルテーションルームへ入りました。
↓ いくつかのディプロマが飾ってあります。
メラニー・コーマンさんは、Natural Fertility Management 自然懐妊(ナチュロパシーを取り入れた懐妊サポート)のプログラムを行なって15年になる専門家です。
昨日少し書きましたが、この道のナチュロパスとして、非常に名の知れた方なのです。
豪州では、自然療法士(ナチュロパス)という専門家がいますが、その中で、
「私は、ナチュロパスです。専門は●●です」
という表現をする人は多いけれど、
「私は、自然懐妊の専門のナチュロパスです」
というように、専門のクリニックとして、タイトルを表現、活動をすることは、その活動に相当の経験がないと、できないし、そういう人は、自然懐妊に限らず、非常に少ない、とのこと。
メラニーさんのきめ細やかなアドバイスとその手法により、メラニーさんの噂をききつけては、訪れる女性、そしてカップルの数が多いと聞きます。
早速、貴重な時間をお借りして、お話を伺います。
この日、メラニーさんへお話を伺える時間は1時間。
今回の出張でお会いした方の中で、最も少ない時間です。
アポイントをとった時間は、朝の8時半から9時半までで、その後、ずっとクライアントの予約が入っています。
このタイトなスケジュールの中でも、お会できる時間を作って下さったことに感謝です。
まずは、IMSIのことも、私のことも、ほとんど知らないメラニーさんに、いつもにも増して、シンプルな自己紹介を。会話で親睦を深めている時間はなし。とにかく、私の特技である体育会系・ボディランゲージを使って短時間でメッセージを!
メラニーさんがディレクターを務めるSydeney helth & fertilityには、以下のようなプログラムがあります。
主として
● Natural Fertility Management
● IVF Support
● Pregnancy care
● Doula Support
その他として
● Thyroid & General Hormonal Balancing
● PCOS& Insulin Resistance Treatment
● Children’s Health
これらのプログラムを自然療法、ハーバルメディスン、ニュートリションメディスンを取り入れながら、行われています。
また、メラニーさんの他にも、3人の専門家がいて、ナチュロパシーの他、
● レメディアルマッサージ
● 妊産婦へのマッサージ
● アロマセラピー
● レイキ
などのメニューも必要に応じて提供されています。
たくさんのクライアントを担当してきているメラニーさんですが、
実際には、どのようなクライアントが主に来院しているのか、詳しく伺ってみました。
自然懐妊が専門と、一口で言ってもいろいろなタイプの方がくるそうで、
大きく分けると、このようにもなるとのこと。
● より、Naturalなスタイルでの妊娠を考えたい人(妊娠をこれから予定している人)
● なかなか妊娠しない人(妊娠を望んで6か月くらい経過)
● 医者には、ホルモン療法や体外受精など西洋医学的治療を勧められているが、同時に、ナチュロパスにもアドバイスをもらいたい人。
● IVF(生殖医療・体外受精)トリートメントのサポート。
● IVFトリートメントを何度もしているが、妊娠せず、絶望的な気持ちになっている人
それから、実際のアプローチについて、
特に、メラニーさんが意識していることを伺いました。
それには4つのアスペクトがあるそうです。
● clean UP
身体の中キレイにすること
● buid up
身体づくり
● check up
ナチュロパシー的検査や、月経周期、GPに紹介してのホルモンレベルチェックなど
● balance the cycle
個人に合わせた自然療法の処方
それぞれについて、お話をして下さいました。
それから、実際に使用するハーブがあるディスペンサーの見学を。
メラニーさんには、こんな質問をしました。
「実際、不妊というテーマは原因が複雑だったり、心身共に負担が大きく、デリケートな問題とも考えられるが、この仕事をしていて特にチャレンジと感じることは?」
・・・そうすると、
「もともと妊娠しにくい人が集まってくるのだから、自然懐妊といっても、「はい。これを飲めばすぐに懐妊!」みたいないことはない。長く、いろいろ試して、もちろん、西洋医学も全て試して、そして、本当に長い年月をかけても、妊娠しない人もいる。こういう現実がある、と知ることね。。。」
それから少し会話をはさみながら、
「でも、クライアントにとっては、こんなことがあるの。ナチュロパスと一緒にいることによるメンタル面のサポートが。単に西洋医学で何回も失敗して、絶望的になって、終わるというだけでなくて、長い時間をかけて、自分の生活・健康を見直し、そして、何よりも「私は、これだけのことをやったのだから」という達成感がでる。
それは、妊娠しないというのは、本当に辛いことだけれど、「さぁ、次に行こうという気持ちや、そして、その時の健康レベルは、このプログラムを行った人と、そうでない人の差はとても大きい。。。」と話してくださいました。
短い時間でしたが、WEBサイトには書いていないような、メラニーさんからの言葉、、、、直接お会いすることならではの、貴重な体験だったと思います。
間もなく、朝の9時半。
最後に、メラニーさんが、シドニー大学でレクチャーした時のパワーポイントのレジメを拝見させて頂きました。(これは、帰国してからファイルを頂いています)
それから、すぐに、女性のクライアントがお見えになりました。
メラニーさん、ありがとうございました!
また、お会いできる日を楽しみにしています。