2011.11.09
豪州 ビレッジ・ハーバリスト リンダ・ベイツ先生
このブログでは、引き続き、2011年秋にIMSI講師、嵯峨が「世界の自然療法の知る旅」として、オーストラリアを訪れた時の様子をブログに書いています。
前回の続きで、オーストラリアのシドニー近郊、世界遺産となっているブルーマウンテン地区へ。
トラディショナル・ハーバリストのリンダ・ベイツさんとの体験です。
↓
今度は、ガーデンから摘んだばかりのラベンダー、フェンネルリーフなど薬草を使った浸剤を使って、クリームを作ります。
入れるものは、オーガニックシアバター、セントジョーンズワートオイル、アプリコットカーネル、そしてフレッシュハーブの液体と精油です。
セントジョーンズワート、、
欧米では打ち身や捻挫、筋肉痛に使われてり、様々な皮膚疾患に使用される植物です。
太陽の光を浴びて、真っ赤になる、見た目にもとても魅力的なオイル。
こちらは、このブルーマウンテンで育ったセントジョーズワートを使って作ったオイルで、リンダ先生の手作り、数量限定品。これをクリームの材料に入れるのです。
混ぜると、ほら、比重の関係で色が二層に。とてもキレイ。
↑フレッシュハーブから抽出された液体をゆっくりと混ぜて行きます。
↑ 私は精油を入れる係を。
出来上がりを容器に入れて、冷めるのを待ちます。
その間に、ちょっとしたレクチャーと、そしてリンダさんにインタビューを依頼しました。
リンダさんは、現在はシドニーの近くにお住まいですが、長年の間、この自然が豊かな地域ブルーマウンテンで生活されていたとのこと。
その中で自然を大切にしながらも、地域のハーバリストとして、小さな子供から老人までを治療してきた歴史があります。
ご本人は、「ビレッジ・ハーバリスト」と表現し、
村の人もきっと、そう思っていたのでしょう。
彼女の発する言葉は、「ハーブはフレッシュが一番!」
「フレッシュハーブの力は本当パワフル。エネルギーが違うわ。それから、私は、あまり高濃度で使うというよりも、ほんの少しの量でも、ハーブは人を変化させるだけのことがある、、、そういう体験をこの目で見てきたわ」
とても、力強いメッセージがあります。
リンダさんは、自然療法の学校でも長く、ハーバルメディスンを教えていたことがあるとのこと。
特に皮膚に対する症例が多く、オーストラリアのハーバルセラピー協会のカンファレンスでも何度かスピーカーを担当されています。
さて、今回の出張では、オーストラリアの自然療法を取材していますが、より多く話題に出ているのがEBM(エビデンスに基づく医療)アプローチや、西洋医学との統合、、、みたいな話題。
現代的アプローチが主流となっている今、それは、そのまま理解しながらも、伝統的な部分の大切なところを、そして、ハーブそのものが持つヒーリングエネルギーを伝えいてる専門家もいるのです。
わざわざ、このブルーマウンテンに来て、自然と調和しセラピーを行う、伝統的なハーバリストに出会えたことは大変貴重な体験です。
リンダさんと話しているとハーブの力・自然の力・そんな美しいメッセージが、全身から伝わってきます。
ちょっと話がずれますが、ブレインジムで言うと、とても感覚的な部分の脳がピカピカな状態!
そんなところが、とても魅力的なのです。
ところで、たくさんの写真を撮って下さっていたアンヌさんが、
「嵯峨さん、是非トイレに行ってみて下さい!とっても珍しいからと」と声をかけてくれました。
↑ こんな外観。
何が珍しいのかな?と入ってい見ると、、、
わぁ。なるほど。。。。
写真をとって、変かなと思いつつ、撮影を。
なんと、この窓からお庭が、こんなにたくさん見えるのです。
長いしていしまいそう。。。(笑)
お部屋に戻って、リンダさんからお話を伺って、それから時間を確認。
電車の時間があったので、お別れの時間がきました。
最後に、気になっていた、手作りのセントジョーンズワートのオイル。
「通常のオーガニックのものよりも、本当に効きがいいのよね」
と言いながら、アンヌさんは大きなボトルを購入していました。
私は容器が、とっても可愛らしいビンに入ったものを、
IMSIのスタッフ&息子用に購入。
そして、リンダ先生と一緒に作成した「メディカルハーブクリーム from ガーデン」と、
その日の夜のハーブティ用に、フェンネルの葉っぱをお持ち帰りに頂きました!
メディシナルガーデンでの癒しの体験。
リラックスすると共に、エネルギーが満ち溢れるのを感じました!
リンダ先生ありがとうございました。
ブルーマウンテンのお話は続きます。。。