2012.10.17
感情脳について、ニューヨークのポーラ先生のワークショップ
触れることで世界とつながる
「TOUCH FOR WORLD International Week」
少し時間が空きましたが、米国コロラド州似にて行われたブレインジム国際カンファレンス2012の続きのお話しです。
今日は米国のニューヨーク在住、ポーラ オレスカさんのワークショップについてを。
タイトルは 感情脳 「Emotional Brain:Where Hearts starts」
ポーラ先生はブレインジムのインストラクターとして25年の歴史のある方。仕事はブレインジムだけではありません。ニューヨークにあるナチュラル・インテリジェンス・システムの代表を務めながら、ビジネス向けのカウンセリングやワークショップ、感情の教育などを長年続けていらっしゃいます。
彼女が提供しているセミナーの内容を見てみると
● 知性や創造性、コミュニケーションのための動き
● 真の豊かさ(収入増のためのブレインアップデート)
● あなたの驚くべき脳
● 怒りの知恵
● 記憶力への刺激
など、、、
脳に関係することはもちろんのこと、
人の気持ちや感情、コミュニケーションについて深める内容が多いことが分かります。
ポーラ先生は、このカンファレンス報告ブログの最初の方で書きましたが、とても縁のあった先生です。
米国、コロラドに向かう途中、デンバー空港で偶然、同じシャトルになったことから始まり、カンファレンス期間中は「あら、わたしのカンパニーはどこ?」と声をかけ続けて下さいました。
ワークショップ終了後のウォーキング、朝のスイミング、夜の交換セッションなど、カフェや食事の時間など、実に多くの時間を共にすることになったのです。
ワークショップは4つのプログラムから選択する形式ですが、最終日、ポーラ先生のワークショップを選んだのは、とても自然な流れでした。
さて、ワークショップの内容について。
タイトルにふさわしく、
「私達の感情は、どこからスタートするの?」
というお話から始まります。
脳の 脳幹、辺縁系、大脳(皮質)を3つの分類でわけ、
年齢別に3つの場所が、どのように育っていくか?
解説がなされます。
人間は生まれて間もない間は、身体的な成長や調整に忙しいが
その後、感情が芽生えてくる。
この時に感情の教育をすることが大切になるが
例えば
「大丈夫ね」
「痛くないよね」
「怖くないよね」
など、、、色々なケースで、
その時期に必要な感情の表現を抑制されてしまうと、
その部分の脳が育たないまま、身体だけ成長してしまう。
小学校に入学後は、今度は思考の教育ばかりとなり、感情教育のチャンスを失ってしまう。そのまま大人になることも多い。
多くの大人たちの間で、
感情によって行動やパフォーマンスが発揮できない、
生活に影響しているのでは?
幼少期は感情教育が大切であるが、例え、大人になってしまった場合でも
感情教育は遅くない、というのがポーラさんからのメッセージ。
会場にいた人たちが、
「あーそうだったのか」
「やっとわかった」
「確かにそうだ」
と声が湧き上がります。
デモンストレーションもありました。
怒りをテーマにしたミニ体験では、感情が押し込められる体験をします。
それから、ポーラさんと再びミニデモンストレーション。
受け入れられることで、今度は感情が表現しやすく、ネガティブな体験から、単なる出来事としての体験に変化する。
そんなシーンをみて、感情の表現の大切さを感じました。
ところで、このワークショップでは東洋医学の五行説と感情の表現方法について
また、それを有効にする方法としてブレインジムが使われました。
ハワイ在住のカーラ博士もポーラさんワークショップに出席。
カーラ博士は長年の間、神経学 生理学を通じてブレインジムを世界の専門家たちにレクチャーしてきた方です。
ポーラさんとは長年の間、とても親交が深いと聞いてます。
「感情脳」を上手く活用することで
ストレスが緩和されるだけでなく、
毎日の生活がもっと楽しくなったり、
仕事はもちろん、子育てにも大変役に立つ内容で感動致しました。
感情を思考・理性で抑える人は、その場をとりつくろっても、
やがて、大きなひずみとなって現れることが多い、と聞きます。
ということは感情表現が上手にできると、
あり意味ヘルシーな「感情脳」をもっていると考えられるかな?
実はポーラさんのレクチャーは時間の変更で、全部聞けずに終わってしまったのですが、終了後には参加者の方から大きな拍手が起こっていました。
私も感動した1人。
ポーラさんのワークショップ、すごく良かった!
私も感情、思考の表現、苦手意識がありますし、自分のためにも、これから育っていく子供をサポートする母親としても、もう少し学びたいと思いました。
来年2月、夫の仕事がNYであることが決まったこともあり、エミリーも含めてNYの先生とは仲良くなった方が多かったので、子連れで会いに行こうかな?
そんな計画をしています。