2014.01.17
学力向上と個性豊かな成長を両立する教育法「アートワーク」体験レポ②
アートセラピー&アートワークについて続きの投稿です。
前回の投稿はこちら
学力向上と個性豊かな成長を両立する教育法「アートワーク」体験レポ①
http://saga-log.jugem.jp/?eid=741
その時の体験レポートを少し。
紙絵具を使ったワークでは、無意識的と意識的、両方に触れるようなスタイルでワークが行われます。
ワークをすると色と象徴的な形が現れるのですが、正解を求められない作業なので瞑想的にさえなれます。
時に無心に水で色をつけ、時に意識して色を選んで作業していきます。
こんな体験もありました。
この体験の1か月後にデザイナーさんからIMSIの新ロゴ候補が届いたのですが、そのデザインには私が紙絵具ワークでつくったものと同じ色が使われていました。
特に一番ン最初に創ったかなり目的を持たずに手を動かしていた作品と。
アートワークで無意識的に選んだ時は「ピンクやグリーンって、違うよなー、普段は、あんまり選ばないよなー」という色だったのですが、「うん?これからの私に必要となる色、だったのかな?」と思わせるような、まるで新ロゴの色を予測していたかのような体験で驚きました。今では、新しくなったロゴの色も気に入っています。
続いて、パステルワークからのひとコマ。
パステルアートでは準備物は画用紙とパステル、そしてティッシュだけです。
好きな色を選びパステルの粉を使う練習を。
それから、少しデザインの例をみせてもらって、トライアル。
3回目には、自分がその時イメージするものを自由に作るという順番で行いました。
パステルの色がまじりあうと別の色ができて、視覚的にもいい刺激!どうふうにやっても色がキレイです。
「嵯峨さん。この図には意味がありそうですね。次回しようと思っていたワークで説明しようと思っていたのですが、山と手。山は目標、手は掴み取る(手に入れる)という意味があるのですよ」と、檜森先生。
当時、私自身は「子どもも小学校にあがったばかりだし、目標はラフにしておいて流れにまかせて行動する方がいいだろうな?」と思っていた頃でした。それが、このような表現アートセラピーを受けることで、また違った観点からものを見て、感じることができる良い機会となったのです。
仕事と育児で精神的にも余裕がない時でしたから、毎回、かなりの変化と効果を感じましたよ。
他にもこのような日も。 版画の体験。
正方形の紙を4つにおり、はさみを使って切り込みを好きに入れます。
好きな形をつくってもいいし、何も考えずに作業をしてもいい。
切り取った紙は広げると曼荼羅となり、私たちへとメッセージを与えます。色を塗って完成。
私の場合「紙を切った段階ではニヤっと笑った顔」にうつったのですが、広げて、色をのせ、完成した作品をみてみると、人が手をつないでいるようにみえる。
版画に使う色も自分ではブルー、オレンジ、黄緑と原色を選んだのですが、できてみたら、スゴク中間色、ヨモギ色に仕上がっていました。
パステルも版画も家のリビングルームに飾ってあり、ここで得た発見や気づきを大切にしています。
半年くらいたった今でも、それを見ることで、アタマの中からいろいろなアイデアが湧き出ててきたり、思考がガチガチの時には、大切なことを思いださせてくれたりするので、アートセラピーにますます興味をもっています。
疲れたときは心に元気をもらったり、癒してくれることも。
毎日の生活にちょっとしたアイデアをもらっています。
その他、風景構成画といって川、山、岩、山、田んぼ、道、橋、木、家、人、動物、花などを描き、今、自分のおかれた状況を無意識と意識の両面から触れていくワークなどもあります。
風景のパーツ、それぞれに意味があり、アート脳を開花するだけではなく、今の自分自身を発見すること、今の自分へのアドバイスに加えて、自分でもまだ知らないことを、自分の内側から自然に引き出すという効果があるのです。
体験をしながら、先生は子供たちのこと、子どもたちを育てる保護者がかかえる問題について話してくれます。くわえて、子どもたちが伸びる瞬間なども。
「脳をアート作業によって使っていくと、お勉強もできるようになるんですよ。
こんな風に、、、、、、」
このお話がとても興味深い。
自分も小さい時にこんな先生に会っていたら、人生変わっていたかもしれないな、
なんて思いながら耳を傾けています。
今回のコラムでは体験中心。
次回はお仕事にいかす、大人の脳の中の整理について書いていきます。