2014.03.15
子育てや仕事にも!アートと教育、コミュニケーションと創造力を高める方法
米国のアート教育団体と協力しているNPO法人アートワークジャパンの檜森先生と実践研究を深めておりますが、先日の表現アートワークから体験ルポを。
「この1日で、いろいろな脳の回路が開いた感じ、、、」
「アート的な要素が自分に新たに加わる感じ、、、」
・・・・・・・・・・・・
このブログでは、ブレインジムや原始反射など身体の動きを用いた教育法について、事例やコラムを投稿していますが、昨年から先進国米国を例に、アートを用いた教育法についても投稿しています。
色彩、立体、美的感覚や表現力としてアートの力を高めることは、
単に「アート」だけでなく、理解力や集中力、コミュニケーション能力をも高めていきます。
このプロジェクトに関わって、自身の変化は、もちろんのこと、
未来を託す子ども達へ、また、言語の世界に埋もれる大人へ、
人生が色彩豊かに、そして可能性をも広げていく「現場づくり」の仕事にアイデアをしぼり、力を注ぐ楽しみを感じています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の投稿ではワークを紹介。
☆思い出マップ
「思い出の地図をつくりましょう」
この言葉だけを聞いて、紙とクレヨンを渡され、描いていきます。
本当の地図のような図を描く人、思い出を時系列で描く人、ルールなく思い付きで描く人、いろいろいるのだそう。
こう描くといいとか、こういう風に描くと問題がある、とか、プラスやマイナスのとらえ方はなく、診断もない。
ブレインジムと同じように治療的でなく、教育的アプローチとして「育てる」方や「開花」に重点がおかれます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
言葉で表現しないので、アート脳が刺激され、自然に創造性や表現力が生まれたり、
時に、自分自身の作品をみて「気づき」を得ることも。
↑ 私の思い出マップ。8歳くらいまでのことが紙の3分の2を。
幼少期が苦労した記憶があるのに、こうしてみると「ずいぶん明るい過去だなー」と驚きます。
太陽があるし、結構大きい。
反対にエネルギーを最も費やしたはずの水泳時代が、たった1枚の水着とキャップ、ゴーグルの絵で済まされている。
この10年近くブレインジムや自然療法を実践しているのと、素敵な人、経験に出会っているから、いつの間にか苦労したはずの記録が明るいものに変わったのかな?と気づいてみたり。。。
↓2人で行うコミュニケーションを高めるアートワーク。
檜森さんは長年の小学校教育携わっている先生、
やさしく、私たちのアート力を引き出してくれる。
これは親子でもできるワーク、絵が苦手の親子にもおススメです。
↑一人が描いた絵に、別の人が色や形を加えていくグループワーク。
誰が、どんな付け加えをしたか?
自分は、どんな付け加えをしたか?
そういう視点でものを見ると、自分、そして他者が大切にしているものとか、こだわり、みたいなものも見えてきたりします。
4人で制作する表現アートワーク。
個人のペースでなく、コミュニケーションをとりながら進んでいく。
他者の発想をみたり、聞いたりすると、創造性の幅が不思議と自然に広がっていきます。
単なるお絵かき教室と決定的に違うのは、アートと教育を結びつける時間があること。
↓ こちらは大きな紙を使って、ダイナミック性と創造性が刺激されるグループワーク。
何も意味をもたない状態からスタートして、会話というコミュニケーションを通して
グループ全体でつくりあげていく。
作業中、それぞれの人が「気になること」「こうしたい」というのを
聞いたり、話したり、という時間があることで、自分を知ったり、人を知ったりする機会となるし、コミュニケーションを作る練習にもなる。
失敗とかはない、どんな「出来」でも2重丸!
というアートワークならではの世界。
さて、私のいた4人のチームが作った作品のタイトルは
「四季彩めぐり」
お隣のチームはお寿司を制作。
↑ この日の最後に檜森先生と一緒に。
アートワークは、初めての人とするのも面白いのですが、
親子で、
家族で、
仕事仲間で、
チームスポーツをしている選手同志などでも
発想の転換、コミュニケーション構築、まだ深いところに眠る潜在能力を高める点で、面白いワークとなりそう。
アートとブレインジムなどの身体の動きを組み合わる手法も、いい結果がでています。
この週は、小学校でのブレインジム&アート教育の導入授業がありました。
大人とは、また違った形の創造性とコミュニケーション能力を高める授業時間、
こどもたちの動きを観察しながら、その動きと作品づくりの経過に感動しました。
こちらは、また別の機会に投稿したいと思います。