嵯峨副学院長のブログ

2014.06.25

スポーツのための脳と身体のつながり、原始反射からみていく、その3

スポーツのための脳と身体のつながり、原始反射からみていく③

昨日から続きです。
この投稿は、原始反射についての紹介ですが、スポーツ向けに書いています。

大枠は運動やスポーツをしている人、指導している人へ、

そして、特に

まじめにしているのだけど、

「なかなか指導者の言うとおりに身体が動かない、、、、」

とか、

自分で理想はあるけれど

「もっと、自分の思い通りに身体が動かしたいな」

と感じている人の参考になったり、明るい選択肢がみられれば、という気持ちで書いています。

本日は、その③、原始反射、TLR, ATNRの紹介します。

緊張性迷路反射 Tonic Labyrinthine Reflex (TLR)
 

この反射は頭の動きに関連して身体が反応します。前庭系などバランス感覚、空間認知能力に影響しています。

真っ直ぐ立つ、歩くための準備を行います。この反射を持ち続けていると以下のようなことが感じられたり、観察されたりします。

○ 猫背、アタマをまっすぐ立てることができず、カラダの中心軸が安定しない
〇 バランス感覚が悪く、乗り物酔いしやすい
○ 階段を降りるのが苦手、一段抜かしが難しい、降りるときのリズムがつかめない
○ 鉄棒の前まわりやマット運動の前転ができない
○ 空間認知、奥行きの感覚、速度感覚が鈍くなる
○ 黒板の字がみえにくい、文字が飛び出してみえることがある
○ ボールを使った運動やスポーツ全般、体育が苦手、全身の協調が低い
〇 物事を順序立てたり、まとめて考えたりすることが苦手である
 

↑統合があいまいのまま、身体が成長する、
頭を上にあげようとすると、身体を安定させるため前方に出てバランスをとろうとする
(後ろの国旗とTLRは全く関係ありません)

スポーツで考えると
※空間やバランスに関係する発達の土台となるため、スポーツにはとても関係が深い原始反射の一つです。

※例えば、上からボールを飛んでくるのをキャッチする、または、その反対で、ゴロゴロと転がったボールを目で追って、拾い上げるような動きが苦手、ということがあるかもしれません。
練習していないので、できないのではなく、どちらかというと、練習しているのに、不思議と上手くならない、と感じる時に、この反射の統合エクササイズと練習をミックスしていくと、スムーズになるケースがあります。

※一度統合した原始反射でも、恐怖、ケガ、ストレスやプレッシャーによって、より高次な脳の使い方ができずに、原始的なモードに入ることがあります。スキージャンプ、スノーボード、モーグル、体操、フィギアスケートペア、ラグビー、柔道、サッカー(ヘディング)
(↑書いていて気づきましたが、わざわざ例をあげるほどでもないくらい、多いです)

<メモ>

ちなみに、私は小さい頃からブランコが苦手でした。ジェットコースターも苦手です。頭はクラクラになって吐きそうになりながら、なんとか乗っていました。

競泳をしていた時に貴重な体験をしました、(当時はショックでかなり悩みました)クイックターンという選手ならば、小学生低学年で必ずマスターする、「でんぐり返しターン」がありますが、高校生の時に、突然できなくなった時があったのです。全国大会にでるような選手で、そんな人、みかけたことはないのですが、、、。

私は、練習が突然苦痛になりました。ターンは1回の練習で150回くらいあるのです。

今までできていたことが、急に、できなくなる、というストレスはかなり大きいものでした。コーチもとても優秀なコーチだったと思いますが、ただ、ただ、驚くだけで、解決せず、むしろ不思議がっていました。

脳と身体のつながり、緊張とストレスと原始反射の関係をしった時は、ビックリしたのでした。

私の例は、かなり極端で、珍しいので、あまり共感する人はいないかもですが、珍しくない例ですと、頭部の移動、回転させて動く時に、統合があいまいな人の場合は、ストレスの有無にかかわらず、動きの認知、感覚が鈍ることがあります。また、ストレスや緊張のシーンでは、感情と結びついて、特にでやすくなります。簡単にスランプとして片づけるのは、原始反射的にみると、もったいないと感じています。

少し横道にそれましたが、

次にいきます。

非対称性緊張性頸反射 Asymmetrical Tonic Neck Reflex(ATNR)
 

赤ちゃんの頭を左右の一方に向けると、同じ側の腕と足が伸び、反対側の腕と足が曲がる反射です。

↑赤ちゃんは、日々こうやって、発達をしながら、神経系と脳のつながりを作っています。

この反射は目と手の協調の発達を支えます。

この反射を持ち続けていると、例えば自転車を運転していて、右を向いた瞬間に反対の左腕が曲がることで、バランスに影響し、安定せず、グラグラとします。

また、手だけでなく、下半身も連動して動くため、球技や体操、あらゆる運動やスポーツに深く影響を及ぼします。

また、以下のようなことを感じられたり、観察されたりします。
 

○ 手と目の協調性が低い
○ 本や教科書を読むとき、文字の列を読み違えたり、同じ列を2回以上読んだりする
○ あらゆる球技を難しいと感じる
○ 運動や体育、スポーツをするのが嫌い、苦手
○ 正中線をこえる動きが困難、歩く時に同じ側の手と足がでてしまう
○ 利き目、利き手が一定しにくい
○ 視野の問題、すぐに目が疲れる


 
※運動において、左右の使い方に問題がでたり、片方だけを使って身体を動かしがちになったりする、左右のバランスが悪くなります。

※スポーツはほとんどの種目で、左右を別々の動きをが要求されます。(そうでないスポーツもありますが)
右が上手く使えるけど、左が上手く使えない、左右の動き、左右の認知に大きく影響する原始反射ですので、やはり、様々なスポーツで大切です。

※また、運動選手において、正中線をこえる全身の動きが苦手な人は少ないでしょうが、ストレスがかかると、目などの感覚器に影響がでてくるケースがあります。重心の移動するタイミングに影響する、フォームにおいて左右が崩れやすいことなどがあるかもしれません。これも練習不足という理由ではなく、自分では意識しているのに、勝手にそうなるときは、原始反射を意識したり、練習にこのワークを組み入れたりという選択肢を提案しています。

などなど。いずれにしても、たくさんのストーリーがある反射です。

※反射を持ち続けているときには、無意識に片方だけ強化されたり、ケガをしやすくなったりします。
 
STNRは次回に投稿します。

続く、、、

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