2014.11.28
強みと弱み、ブレインジムと原始反射ワークから
前回の投稿「高校ラグビーチームでのブレインジム5回目のセッション、半年目に」
の続きです。
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今回のセッションの後、監督からこのような言葉が届きました。(許可を頂き掲載します)
「本日も大変お世話になりました。
様々なキャラクターがいる中で、如何に個人の強みを生かし試合で戦うか、如何に個人 → チームとして戦うかが重要な競技です。
そもそも嵯峨さんにセッションをお願いしたのは、その個人が自分の強みに気づき、弱みと向き合うことが出来る様になれるか?で成長してもらいたいという意図がありました。
我々とは違うアプローチをして頂ける嵯峨さんには大いに感謝していますし、感動しています。
実際にコーチ始め、多くの選手が練習前、試合前に嵯峨さんから伝授して頂いたルーティーンを欠かさず行っていますし、それにより成長しています。
とにかく、本日もありがとうございました。嵯峨さんさえよろしければ、お話にあったように今後とも定期的に長〜いお付き合いをお願いいたします」
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練習に組み込む形の短時間のセッションでしたが、コーチや選手の皆様で継続してくださっていて、ステップアップしやすい環境でした。
私自身は、コンタクトスポーツであるこの種目で原始反射的なパターンがどの程度あるか、興味をもっていました。
怪我や恐怖、緊張がかかると、原始反射は活性しやすくなるからです。
そのパターンが強く出ている時は、大きな負荷(精神的、肉体的)がかかると、
怪我をしやすくなったり、メンタル面でショックを受けやすくなったり、反対に荒波がでたりします。
また、怪我をしていなくても、「代償的な動き」として、動きは強いし、「できて」いるが、
そのために、より多くの筋力やエネルギーを必要とすることが多くなります。
大会中の競技時間も長く、エネルギーの消費量も多いだけでなく、技術もたくさんの要素が必要な種目、
となると、、、、特に、
県大会では、気づきにくいものが、全国大会と駒を進めていくと、また、その上位を目指すようになると皆、質の高い練習をするのが普通になっているでしょうから、このようなアプローチはどうかな?
というのが、ブレインジムや原始反射統合エクササイズを紹介した理由です。
少し長くなりましたが、本日のテーマ、このワークからみる
「強み」「弱み」ですが、
この技術ができる、筋力がある、という風にみるのではなく
〇 なんとなく自然、スムーズに感じることや動きが「強み」で、
〇 うーん、なんか違和感あるなー、ラクに力が出ない、、というのが「弱み」、、、、
ただ、弱みといっても、実際は弱みというより、可能性をたっぷり秘めた「のびしろ」で、
今は開発途中。太陽のような明るい光が、届きにくくなっているだけなのです。
「強み」はまず、何よりも優先して育てることが大切で、
場合によっては、それだけでも、勝手にどんどん成長していきます。
でも、競技スポーツでは弱み、「のびしろ」にも手をつけていくことで有益になることがあります。
選手の皆様は、
毎日、厳しいトレーニングされるでしょう。
毎日、全力で、限界まで練習する世界でしょう。
そして、今の自分から、もう一歩上を目指して努力されています。
「のびしろ」に手をつけることは、その一歩上への道が見えやすくなるのです。
また、「のびしろ」には原始反射や動作パターンが関わっていることが多く、それを練習に組み込んでいくことで
安定感をもって成長をサポートしてくれます。
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誰でも、今現在の地点から、望む方向に伸びる力、可能性をもっています。
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来年は、次の段階である、ブレインジム上級教育プログラム「動きの探索」(原始反射と発達運動パターンの強化)に進めたセッションを監督、コーチと相談のもと、選手の皆様に紹介してみたいとも思っています。
動きがラクになるのですよね。選手はもちろん、誰でも。
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<おまけ:トレーニング場にアロマ?!!!>
↓ こちらは、風邪の予防と体調管理に
コーチの方へ持参したアロマセラピーグッズ(私の本業の一部です)
とても丁寧に説明を聞いて下さったあと、
このアシックスの靴箱をもってきては、精油をしまっておられました。
女性が多く集まる職場で仕事をしている私には、とっても新鮮です(スマイル)
寒くなってきましたね。
どうぞ、皆様、心も身体も温かくしてお過ごしくださいね。