2015.08.11
不器用と言われる人が、自分らしく輝いていくために②「器用を目指すときに」
不器用と言われる人が、自分らしく輝いていくために ②
役に立つ才能としての「器用」を輝かせていくために
昨日の投稿の続きです。
私自身は「器用とは、自分という器(うつわ)を活用していくこと・活用しやすいように整えていくこと」だと捉えています。
それから、昨日の国語辞典にもあるように、器用とは、
自分の才能を引き出しながら、自分にも周りにも役立つこと、これを理想としてワークを提供しています。
私が日頃していることで、器用を磨いていくためのポイントを選びいくつか書いてみます。
① 思考と感情・行動にストレスがなく、連携していること
自分の気持ち感情を無視して行動したり、アタマ(思考)だけで判断して行動したりすると、脳の中で葛藤や混乱が生まれます。
すると、脳の指示系統が不安定になり、よりよい行動に結びつかないのです。
反対に、思考・感情・行動の3つのバランスがとれ、上手く連携してくると、途端に人は能力を発揮しやすくなります。
↑アタマだけでもダメ、自分の身体の先までみておく
② 器用の土台となる、身体への刺激(動きや筋肉、神経のルート開発)を行うこと
自分らしさを決定しているのは「脳」とそこから生まれる「動き(行動)」です。
ストレスなく身体が楽に動くことは「器用力」につながります。
そのためには、脳とつながりを持つ、身体への刺激が大切。子どもはもちろんのこと、大人でも神経ルートを開発していくことができます。
↑親子イベント「ブレインジム&アート」楽しく身体を動かす
③ 五感を活用していくこと
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚……皆様もご存知のように、五感の活性は人の成長に欠かせない要素です。
実は、不器用だと感じている人は、単にこれらの機能を上手く活用できていないだけのことが多いのです。
五感を有効に使うことに対して、人はたくさんの潜在力を持っています。
④ 他人と比較しないこと、基準を意識しすぎないこと
人と比較して、自分はできないから頑張る、というような目標設定をすると他人軸になってしまいます。
軸が他にあると、自分の脳と身体の連携が難しくなります。
器用であることとは、自分の器(うつわ)を活用しやすいように整えていくことですから、最も意識したいのは自分自身です。
⑤ 自分の一番苦手なことから解決しようとしないこと
最も苦手なことは、悔しかったり、苦しかったり、悲しかったり……たいてい、ネガティブな感情とセットになって記憶されています。
不器用から器用に変容するときに、今までの歴史を切り替える作業が必要ですが、最も苦手なことに対しては、ここに時間がかかります。
少しだけ苦手なことから始めたり、今すでにできることを、レベルアップさせていく方から始めたりすると、効果が期待できます。
↑元ナショナルチームの先生から習う時も一番簡単そうなことから教えてもらう。
習ったことは、子供と一緒にすると、みんなが喜ぶ!
⑥ 小さな変化を見つけ出し、褒め、承認できる指導者につくこと
いろんなことがスムーズにできる人は、時に厳しく、ダメ出しを主とする指導でも伸びることがあります。
ただ、自分が不器用で困っている場合は、この方法は大きなダメージになります。
親も友も同僚も、そして指導者を含め、周りにどんな人がいるか、という環境は特に大切です。
参考
※ブレインジムとは
脳を活性化していく学習プログラム。米国で開発され、教育、福祉、スポーツ、ビジネス分野にて、80ヵ国に普及している。
※原始反射とは
脳や身体の発達の土台となっている胎児から乳幼児期の身体の動き。運動能力や知性、感情との結びつきが深く、反射の影響を受けていると、思考や動きの質が低下することがある。
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