2017.06.04
緊張を<生み出しやすい回路>があるかないか?
日頃の仕事では、緊張について
どうしたらいいかと相談されるケースが多くあります。
「大事なときに<緊張>してしまう」
「<緊張>ぐせがある」
「コミュニケーションに<緊張>がある」
緊張に対して、一般的に、よく使われる手法として
「場数を踏む」「慣れる」「深呼吸する」「自信がつくまで練習す
というのがあります。
効果もありますが、実際には、これらを繰り返しても、いまいち効果がでにくい
それどころか、頑張ってはいるんだけど、
緊張が積み重なって、より大きくなったり、
それが、定番になって、いつの間にか、
「自分は緊張しやすいタイプだ」という風に、
人格として、自身で思い込んでしまうことがあります。
もしくは、周りに「そういうタイプだ」と言われたことにより、
そう思い込んでしまって定番化してしまうことがあります。
年齢にすると、小学生くらいでも、
この定番化が始まっていることも。
周囲では、緊張に強い人と弱い人がいて、
それは、才能だとか、変えにくい「人格」みたいに
言われることがあります。
私自身も、昔、そう思っていた過去があります。
だって、いつも、必ず、結果を出し続ける人いましたしね。
反対に、練習や日頃や素晴らしいのに、あれ???
という人がいましたから。
でも、ここ10年以上は違う理解を持っています。
確かに、何かを特別に学んだり、体験をしなくても、
最初から、力を発揮する人、結果を出す人人、積み重ねる人というのがいますが、
「緊張しやすい(と感じている)」方。
このグループにいる方が、
自分が望む姿で<変化、成長>するのは<可能>なんだということ。
なぜなら
緊張を<生み出しやすい回路>というのはあっても
<生まれもった性格>ではないからです。
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<緊張を生み出しやすい回路>
緊張を改善していくアプローチはいくつかの方法、
緊張が生み出される背景として
①主として周りや外野から生み出される<緊張>
・・・・期待、環境、言葉など
②主として自分の思考や感情の持ち方が影響して生み出される<緊張>
・・・・価値基準、感情のコントロ―ルなど
③生理的な、生存のための<緊張>
・・・・生きるために必要な原始的な反応
がありますが、悩みの原因になりやすいのが
①と②の間で整理具合と、これに対して、
もちろん③も大事ですが、ここでは触れません。
この、3つのことをみていくのですが、
私が、多くのクライアントとご一緒するなか、
大事にしていることがあります。
それは、<緊張を生み出しやすい回路>の確認と見直しです。
自分が自分でしている「脳の扱い方」にロスがあり、
無意識のうちに、緊張を「せっせと」作っている方が、結構の割合でいて、
そして、自分でも知らないうちに、<作りあげた緊張>に<一生懸命>対策してい
対策したとしても、また、自分で産生してしまうという<悪循環>がつづきます。
こういう場合は、
緊張したときに<対処する>方法では、あまり上手くいかないのですね。
その人の
<緊張を生み出している回路>
を癒し
<のびのびとパフォーマンスを発揮する回路>
を強化する、もしくは、基礎から育てていく方法が必要になります。
自分の性格を「こうだな」と思いこんでいる、大人だって「遅くはない!」
ということは、世界で脳や心を専門とする科学者の先生も仰られていますね。
たとえ、今まで苦労されてきた方でも、
のびのびとイキイキと生きていく世界を知っていただきたいと思っています。
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