2017.06.08
つかみとる前に「手をのばす」
手を上にのばしてみよう~。
最初は地面からスタートして、
ゆっくり、ゆっくり、上に動かして、
それから、もっと、もっと、
手を上にのばしてみて~。
うん。うん。そうだね。だんだん、つま先立ちになってくるね。
そのまま、もう少し~っ! 中指意識して、
自分が届く、一番高いところを、
もうちょっと、もうちょっと、高く。
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<Reachリーチ・・・触れようとしてのびる & 届く>
手をのばすことは、進化の過程でもっとも重要な動きでした。
人間には、本能でセットされているような動き。
手をのばしていく、ということは
身体の発達だけでなく、脳が発達して、心身の繋がりが整い、
「自分が何か(したいことに)、に向かう」
ときに最も重要な、働きになります。
知的情報や、理論が進化すると、「それをどうやって吸収するか、獲得するか」へ意識がいきやすくなるのだけれど、
なにかに、物を手に引き寄せる前に
<手をのばしていく>を。
<こっち>がかけると、自然で統合した吸収はおこらない。
頑張って行う、吸収と獲得はあるけれど、
それで、いろいろなことの獲得はできるんだけど、
それも、まずまず、いいんだけれど、
より気持ちよく、より高い望みがあるなら、
<こっち>の世界や体験の積み重ねがとても大事。
私は、大人になってから、このことを再度学び、
意識化したんだけど、
特に、子供の頃にあるといいね。
大人でも、遅くないことが分かっているけれど。
「思いっきり、手をのばそう★」
「思いっきり、手をのばしたい★」
本当に手にしたいものに、手を届けていくために。
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<役割が違っても、専門が違っても>
運動の指導者、教育者、ビジネスコーチ、親など、職種や役割でもみても
心理学、発達学、脳科学、教育学、運動学という学問でみても、
専門分野が違い、学んでいることが違うと、
部分的にみていくと、理解が違うことがある。
でも、
全体的にみていくと、共通に感じること
似ていることもあるんではないかと思う。
人間のだしていく力は、潜在力、応用力のたまものだから。
先日の武術での、ブレインジム&原始反射セッション。
対象は幼稚園から小学3年生までのクラスだったのだけど、
武術の先生は、子供たちの姿をみて、
日頃みている選手や大人の技術獲得、上達のための言葉や練習内容を、一瞬でひらめかれ、統合されていきました。すごい速さだった~★ついていけない、速さ♡
先生は全国大会に出る選手もみていますが、まだまだ育ちざかりの年齢では、動きは完成せず、理想や、理屈で指示しても、なかなか、そういう形や動きにはならないこともあるんだろうです。(そりあ、そうですよね。目指している所が高いんだから)
脳みそを柔らかく統合して、この日一緒につくった
「Reach」のエクササイズは10分から30分くらいで10種類以上。
私たちにも、選手にも、大人の愛好家にも、応用していく、
統合ワーク、できあがりました~。
先日読んだ心身に関する本では、94歳に男性がまだまだ、脳を進化させて
幸せがまし、生きている充実感を手に入れているという部分で、感動しました。
大人のワクワク。私の倍のお年の方でもなんて、すごい!
ほんじゃ、ということで、私も、武術のポーズにトライ!
ぷるぷるぷるっ~~。と筋肉がふるえ、
この後、姿勢維持できず、崩れ落ちました((^_^;))
元日本代表選手の先生は、そりゃぁ、めちゃめちゃ、カッコいいのですよ。
ピシッとして、背中が、全身のつながりが、素敵すぎ。
心身を統合して、子どもたちには、
自分の望む世界を、自ら、手に入れていく人に成長してほしいし
私たち大人も、そういう「統合力」をみがいていきたいです。
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自然療法の国際総合学院IMSI 副学院長 嵯峨
学院内担当講座
・国際プロフェッショナル アロマセラピーディプロマコース
・米国教育キネシオロジー財団認定ブレインジムコース