2018.03.10
40歳をすぎたら認知症の予防を~アロマセラピーによる医学研究から
誰もが「なりたくない病気」としてあげる「認知症」。
その予防は40歳すぎてから始めるとよいのだそう。
認知症医学において、世界で最も信頼の高い医学研究としてアロマセラピーの有効生が認められた鳥取大学医学部の研究。
この研究では嗅覚と認知症の関係を基に
精油を用いて、様々な角度から進められました。
統合医療の専門医とアロマセラピーの導入に深くかかわる
鳥取大学発ベンチャー、ハイパーブレイン代表の鍵谷 浩一郎氏
をお招きし、「認知症とメディカルアロマセラピー」のセミナーを
行いました。
【40歳をすぎたら認知症の予防を~まずは認知症について知ること】
認知症で最も多いといわれる「アルツハイマー型認知症」
40歳ぐらいから、ちょっとずつ、20-30年かけて徐々に蓄積されます。
40歳を過ぎ、原因物質が蓄積されやすくなる理由には、
①年齢と共に代謝がおち、活動量も減ること
②体内の老廃物を排出する力が低下すること
③自律神経の働き、生体内リズムの調整が難しくなる
これら3つがあり、その他、遺伝子研究も進んでいるそう。
③は夜はゆっくり寝て、朝がパッと目覚めて
日中元気に活動する、という自動バランス調整システムが
働きにくくなること。
いわゆる日中逆転の生活です。
特に、若い頃に夜遅くまで仕事をする時間が多かった人は
無理をした「しわよせ」がやってくるのが
この40代以降なのだそうです。
40代の人にとっては、自分のこととして意識し始めたい時期でもあるけれど、
その親世代は60ー80代が多く、ちょうど、原因物質が蓄積して20-30年後のくらいの年齢になる。
認知症になる前に、その「前の症状」をほっておかず、
意識的に確認し、家族で予防するのがお勧めだそう。
セミナーでは、認知症の予防と回復のために、
なぜ医学研究チームがアロマセラピーに注目し、どのような研究が行われたか、
実際の現場ではどのような効果がでているのか、
どのようにアロマセラピーを活用していくとよいか、
嗅神経ー海馬ー扁桃体ー辺縁系という脳の話しも交え
鍵谷先生から教えていただきました。
加えて日常生活で意識することも。
2025年には、総人口に占める高齢者の人口の割合は30%を超え、3人に1人が65歳以上の高齢者になるといわれる日本。
日本にも統合医学を行う専門医が全国にたくさんいて、
アロマセラピーに関心をよせ、活用しているとのこと。
超高齢社会に向けて、アロマセラピーによる予防法も
ますます注目が集まっていきそうですね。
最近、代謝がおち、いろんな記憶が飛び!?物忘れも多くなっている私も40代半ば!
リアルに感じられるお話がいっぱいで、さっそく教えていたいただいたことを
大切に日々を過ごしたいと思いました。
鍵谷先生 ありがとうございました。
またの機会をとても楽しみにしています!
①【40歳を過ぎたら認知症の予防を~
③【認知症予防のために「ちょっと頭を使いながら軽い運動する!?】
英国IFPA認定アロマセラピスト・認定講師
自然療法の国際総合学院IMSI 嵯峨
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<IMSIの講座>
医療・福祉・教育・スポーツ面で活用されているヨーロッパの臨床アロマセラピー。
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<3月~5月依頼講演・セミナー・セッション予定>
〇3月21日(祝) 北海道函館市 公益財団法人函館市文化スポーツ振興財団様
「脳を活性化する体操~シニア世代からの心身の能力維持のために」
〇3月24-25日(土日)沖縄県名護市 ウエルネスリゾート ザ・テラスクラブ アット ブセナ様
「ウエルネスセッション~ リラックス脳をつくるボディセッション」
〇5月19,20日(土日)新潟県三条市 一般社団法人セルフアドヴァンス協会様
「脳と身体の発達を促す原始反射と動きのアプローチ~シンプルな運動エクササイズが子どもたちの!大人の!未来を変える~」