嵯峨副学院長のブログ

2024.04.11

HSP(とても繊細な人)とアロマセラピー①

ジョナサン先生のセミナーの3日目には「HSPとアロマセラピー」という内容での授業でした。

近年、HSPであると感じる方が、原始反射の統合が役立つと聞いて、頻繁にセッションやセミナーにいらしています。視覚や聴覚、触覚などの感覚の過敏さを和らげたり、感情の安定のために無意識に緊張するクセを取り除くためのボディワークをしにくるのです。恐怖麻痺やモロー反射の統合をしてほしいと希望があるのですが、よくよく身体をチェックしていると、背骨に関する首や腰に関するペレーズ反射やガラント反射などもアクティブだったりします。背骨がガチガチしているか、逆にゆるゆるしていて、姿勢が安定しないのです。そこで、統合セラピーを試していただくと、自分の感覚レベルや視覚、身体の使い方などが変化していき、それと共に、過敏さが減ったり、感情のセルフコントロールができるようになるのです。

今回のセミナーでは心理学×アロマセラピーのパイオニアでもあるジョナサン先生から、HSPやアロマセラピーアプローチが伺えると聞いて、アロマセラピストでもある私は興味深々でした。

セミナーでは、参加者の方が、ジョナサン先生の話を聴いて、勇気づけられたり、ほっとしている

という印象でした。

私自身が、個人的なセミナーの感想を書く前に、HSPについて、少し書きたいと思います。

HSPという言葉は広く知られていますが、「なんとなく繊細な人」というイメージだけが先行しており、実際にその人が抱える繊細さには様々な種類があり、いろいろな特徴が存在することまでは、なかなか理解されにくいかもしれません。また、日本では「繊細な人」や「繊細」という表現が、しばしばネガティブなイメージや表現とセットで使われることが多いようです。

そこで、HSPについて調べてまとめてみました。

HSPとは、「非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼ばれ、頭文字を取って「HSP(エイチ・エス・ピー)」と称されています。この概念はアメリカの心理学者、エイレン・N・アーロン博士によって、新しい「気質」の心理学的概念として提唱されました。
HSPは、後天的なものではなく、先天的な気質、つまり生まれ持った性質であるとされています。人口の15%~20%、すなわち5人に1人がこの性質に該当し、約8割の人はこの性質に当てはまらないため、HSPの特性に対して共感を得ることが難しく、HSPでない人たちと比較して、周りに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすいと言えます。

HSPの特徴としては4つあるといわれています。


●考え方が複雑、深く処理をする
場の雰囲気や空気を深く読むことができるため、情報を多く読み取りすぎて疲れてしまいます。一を聞いて十を想像し、考えを複雑にする傾向がありますが、調べ物を始めると深く掘り下げるため知識量も豊富です。ただし、多くのことを考えるため、時間がかかることが多くなります。

●過剰に刺激を受けやすい、敏感で疲れやすい
映画や音楽、本などの作品に感情移入しやすく、時には号泣することもあります。人の些細な言葉や行動、表情に傷つき、忘れがたいことも。ちょっとした刺激でも過剰に反応し、耐えるのが難しいことが特徴です。

●感情の反応が強く、共感力が高い
他人の感情の変化に敏感で、他人の感情を自分のことのように受け止めてしまう傾向があります。これにより、相手の気持ちに寄り添うことで人間関係をスムーズに築くことができますが、常に他人の気持ちを優先させてしまうこともあります。

●些細な刺激を察知する、感覚が鋭い
強い光や煙草のにおい、時計の秒針の音など、他人には気付かない些細な刺激も敏感に感じ取ります。「勘がいい」と言われることが多いですが、これもHSPの特徴です。
これらの特徴がありますが、HSPの人は幼少期に「人見知り」と思われがちで、「気が利く子」と褒められることも多いです。この4つの特徴のうち、1つでも当てはまらない場合はHSPではないと考えられます。たとえば、3つ当てはまる人は、「内向的な性格」である可能性が高いでしょう。


HSPの確認方法として、前述の4つの特徴に当てはまれば断定できるとされています。その他に、より具体的にセルフチェックできる「日本版HSP尺度(HSPS-J19)」などが参考になるでしょう。これらが当てはまるからと言ってHSPであると断定されるわけではなく、HSPの傾向がわかるものとして参考にすることも大事だと言われています。

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次の投稿では、HSPとアロマセラピーについてセミナーの感想をかいています。

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