2024.04.02
ポリヴェーガル理論とアロマセラピーで行うセルフ・プロテクション
~適切なバウンダリー(境界)を築き、自分自身を守りながら、レジリエンス(回復力)を高めていくためのアロマセラピー~
長年に渡り精神医学の分野で活躍してきたオランダの心理学者ジョナサン・ベナビデス先生が、クラインアントと適切なバウンダリー(境界)を築き、自身のレジリエンス(回復力)を高め、健康を維持するために実践している「ポリヴェーガル理論とアロマセラピーを活用した自己防衛術」を世界で初めてセミナーにて教えて下さいました。コロナ禍で始まった先生の講座。オンラインで学び、参加した方から、毎回、感謝と役に立ったというコメントが本当に多く届くとても人気の先生です。今回は来日セミナーということもあって、リアル対面が叶う素晴らしい時間となりました。
このセミナーで学んだ内容
・統合医療の中でのアロマセラピー
・3種類の香りの吸入法と実技
・ 自分ファーストとは何か
・セルフケアを深く考える
・他者をケアすること、お世話すること
・痛みと責任について
・「とまる」ことについて
・セラピストに、ストレスがあるときの兆候とは?
・自分の気持ちについて考える、自己愛について
・運動感覚的体験の理論と実習、
みること、きくこと、感じること、香ること、あじわうこと
・体験をアセスメントする
・意識の使い方
・クライアントに耳を傾ける
・手放すことアロマセラピー
・不安や強迫、うつのような症状を改善する精油と使い方
・ポリヴェーガル理論と神経系反応の階層
・過度な興奮状態をリラックスさせ落ち着かせるセラピー介入法の理論と実習
・感謝の気持ちを伝える、他者に触れるワークの実践
・セルフコンパッションエクササイズと呼吸法
1日セミナーで、香りを嗅ぐ体験、理論、そして個人で行なうセルフケアの呼吸法やタッチングの他、
2人一組で行なう聞く、話すワークにタッチング。
先生への質疑応答タイムと、様々なことがぎゅーと詰まっているのに、忙しい感じがしない、
大変充実しリラックスした1日でした。
お話を伺うなか、感動したことは、たくさんあるのですが、記憶に残ったことをいくつか書きます。
お母さん、セラピストなど、誰かのために何かをしている時間が多い人は特に、ストレスの兆候に気づかない事も多いもの。
どんなサインがでているかといえば
・疲れを感じる、身体の痛みが頻繁におきる
・睡眠の問題
・イライラしやすい、悲しくなりやすい
・常に心配し、考えすぎてしまう
自分自身を大切にケアし、愛し、時間をとって、自分自身を幸せにしていくこと。
この幸せという部分では
英語でのお話で、そのまま日本語訳だと少し硬い印象になるかもしれませんが、こんなお話も。
「自分の幸せの責任は自分にあります。誰かがあなたを助け、刺激し、鼓舞してくれるかもしれないけれど、それをどうにかするのは、自分自身の責任なのです」
その後、様々な心身を癒していく精油やその導入法が次々と伝えられ、実践していったのですが、
なんとなくするのと、その必要性を感じてから行なうでは、
呼吸の仕方も、身体の感覚も、見えるもの、聞こえるものも違ってくる。
体験そのものが、よりリラックスして、より深まるという実感がありました。
アロマの実習では、うつや不安など、様々なメンタルの状況を「意識的に解放していく」精油とそれを用いた<脳幹へのアプローチ>が紹介されました。
脳幹といっても、外部から触れられる部位ではないので後頭下筋群のあたりにふれるのですが、
ジョナサン先生の方法では、「ぐるぐるぐる」うずまきを描きながらタッチングしていくのです。
それが気持ちいいんです。(やってみた人しかか分からないかもですが、、本当に気持ちいいいのですよ!)私の場合は、その夜、最高の眠りを体験しましたよ。
ジョナサン先生から様々なことを学びました。
今回学んだテーマ、ポリヴェーガル理論は、原始反射の統合セッションで行っている緊張が強く、感情や思考の心地よいバランスが崩れているときや、スポーツ分野でも強いプレッシャーや怪我への恐怖などがあることから、とても関係が深いという実感があります。
ジョナサン先生の経験からもたらせる、とっても温かくて安心できる、アロマや心理学を背景とした優しいアプローチ。
今、困っている人だけでなくて、頑張っている人、
いやいや、リラックスしたい人全ての人に良い時間の使い方になるなと感じました。
既に高校生の息子や家族に試してみていて、なかなかいい結果がでています。
ファミリーケアにもいいようです!
また、時間のあるときに、他のジョナサン先生のセミナーのレポートを続けてみたいと思います。
今回の講座の詳細ページ
https://www.imsi.co.jp/course/aroma-selfprotection/
IMSIの体験会・オープンキャンパス(無料、ご予約制)
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