2024.10.29
キャンサーサバイバーのためのアロマセラピー”Loving Yourself Again”
”Loving Yourself Again(自分を再び愛する)”と命名された、とても美しいアロマセラピーのメソッドがあります。
それは、オランダのジョナサン・ベナビデス先生が創始した、キャンサーサバイバー、つまり、がんを経験した方のためのアロマセラピーです。
高齢化や医療技術の進歩により、自分自身はもちろん、家族、同僚、友人などを含めた周囲の誰かが「がんサバイバー」の当事者になる可能性がとても高まっています。
人をサポートするセラピストという仕事に従事している方であれば、必ずと言って良いほど、がん経験者のクライアントと出逢う機会もやってくるでしょう。
経験した人にしか分からない不安や恐怖、怒り、悲嘆、苦痛をどのように理解し、寄り添い、セラピストとしてどのようなサポートができるのでしょうか?
そんなとき、精油のボトルが素晴らしい助けになるのだと、ジョナサン先生は仰います。

キャンサーサバイバーのケアに活用されている精油はいくつもありますが、代表的なものをご紹介いたします。
サイプレスは、「人生の流れに乗って生きる」象徴であるしなやかな幹と針葉を持っています。困難な変化を受け止めて流し、楽観的に物事を見ること促してくれます。
イランイランは、忘れてしまった喜びの感情を想い出し、心からの笑顔を取り戻すことをサポートしてくれる香りです。南国の太陽を彷彿させ、自由奔放な気分を促してくれます。
パインスコッツは、悲観主義やネガティブな気分を一掃し、ポジティブに心を安定させてくれる香りです。森の中でヨガをしているような、自然な深呼吸を促してくれます。
ベルガモットは、うつの時には高揚させ、ヒステリックな時には鎮静させてくれるバランス作用のある香りです。気持ちのアップダウンが激しい時に、強い味方になってくれます。
パチュリは、「不安で眠れない…」そんな神経過敏な時におすすめの精油です。大地を連想させる深い香りは、気分を落ち着かせて、自分を労わり、満足感を与えてくれます。

2024年12月、ジョナサン先生によるオンラインセミナー「キャンサーサバイバーとアロマセラピー」を開講します。
このセミナーではジョナサン先生が、長年に渡りオランダの医療現場でがんサバイバーに対して活用し、結果を出してきたアロマセラピーと心理学のメソッドを紹介します。
がんサバイバーがストレスを和らげ、落ち着きを取り戻し、ありのままの自分を受け入れ、回復への意欲を高め、より良い人生を送るための、”Loving Yourself Again(自分を再び愛する)”という名のアロマセラピー。
がんサバイバーのクライアントをケアしたいセラピストはもちろんのこと、アロマセラピーを導入したい医療従事者や専門職の方、がんサバイバーの当事者やその家族、友人など、がんサバイバーへのアロマケアに興味のある方におすすめのオンラインセミナーです。
ご興味のある方、ぜひ一緒に学びましょう!
もちろん、がん以外の疾患を経験した方や、トラウマやPTDS、慢性ストレスにも対応できるアロマセラピーのメソッドが学べます。