2020.03.02
ディエンチャンワークショップ in 南アフリカ その4 治安が悪く「世界一不健康な国」
ディエンチャンワークショップ in 南アフリカ その1 開催の経緯
ディエンチャンワークショップin 南アフリカその2 出張準備と出発前の心得
ディエンチャンワークショップin 南アフリカその3 セラピーは国境を超える!
の続きです。
初めて南アフリカを訪れた時、宿泊したB&Bにプールがあって驚いていたら
「こちらは、一般家庭にもプールがあるよ」と言われて仰天しました。
↑これがそのB&Bです。
緑豊かで、静かで、鳥がたくさんいて、「美しい!楽園のよう!!」と感動しました。
一方で、ダウンダウンのほうは相当治安が悪いらしく、
南アフリカ生まれ、育ちのインガ先生の息子さん達は、
ヨハネスブルグ中央駅に近寄ったことが無いそうです。
(東京で生まれ育ったのに、東京駅に行ったことが無いという感じでしょうか?)
インガ先生が南アフリカに移住したのは約40年前。
昔は、ダウンタウンも華やかで、観光客にも安全な街だったのだそうですが、
1994年のアパルトヘイト廃止以降、極端に治安が悪化してしまったのだそうです。
インガ先生のスクールは、Rivoniaという閑静な地域にあります。
比較的安全な地域ですが、住宅やオフィス等は、強盗被害を防ぐための高い壁と電気の通った鉄線に囲まれています。
それでも、これまで何度も強盗に入られているそうです。
外国人であるインガ先生がこの国で生きていくのは、本当に大変なことだと思います。
ところで・・・、ご存じでしたか?
南アフリカは「世界一不健康な国ワーストワン」に輝いた、不健康大国なのです!
血圧、高血糖、肥満、鬱、アルコール、たばこ、運動不足、政府の健康への取り組み、幸福度・・・、すべての項目が低いのだそうで、
それは、人々を見ると、よく分かります。
私がセラピューティック・リフレクソロジーの学生だった頃、
学校に毎日2リットルのコカ・●ーラを持ってくる方がいました。
日本の自然療法のスクールでは、そんな方はまずお見掛けしませんよね!?
そして、先生に「それは身体に悪いから飲みすぎるのをやめなさい」と咎められたところ、
その方は、「●ーラが身体に悪いとは、全く知らなかった!」というのです!
そしたらなんと、講師の先生も「実は私も、インガ先生のスクールで学んで、初めて●ーラが身体に悪いって知ったのよ」というのです!
そこで私は、「日本では、子どもでも身体に良くないことは知っていますよ」と言ったら、
「日本はなんてすばらしい国なんだ!」と拍手されました・・・。
南アフリカで、法律を変えてまで、セラピューティック・リフレクソロジストを国家資格にしたかったインガ先生の気持ちがよく分かります。
東洋医学と並行して、セラピューティック・リフレクソロジーでとても大事にしていることは、食生活の指導。
「医師は教えてくれない! 病気になってからでは遅い!」
「セラピストがクライアントに“健康になる方法”を指導をするべき。それには食生活が大事!」というのがインガ先生の考え方なのです。
授業の後、インガ先生におすすめの自然食のお店に連れて行っていただきました。
ヨーロッパからの輸入ものもありますが、国産の良質なオーガニック製品も多くあります。
アーモンドミルク、オートミルク、ヘーゼルナッツミルクなど、牛乳の代用品も。
ドライフルーツやナッツ、シリアルなども豊富。
ヴィーガンの方でも食べられるチーズや、グルテンフリーのクラッカーなど。
コンブチャなどの、発酵食品もありました。
このようなショップがもっともっと広まると良いですね!!
そして、世界一不健康な国の汚名返上し、国民がもっと健康的になると良いですよね。
そのためにも、現地のセラピューティック・リフレクソロジストの皆さんに、頑張っていただきたいです!!!
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