嵯峨副学院長のブログ

2026.06.09

原始反射の統合を、現場で活かすために

原始反射統合を学ぶと、身体の反応や感覚の受け取り方が、日々の姿勢、動き、学びやすさ、落ち着きやすさ、挑戦のしやすさなどと深く関係していることに気づきます。

そして、その視点は、セラピー、教育、子育て、スポーツ、自然療法、ボディワークなど、さまざまな現場で役立ちます。

現場で活かしていくためには、原始反射の名前や特徴を知ることに加えて、目の前の人に合わせて考える力が大切になります。

どの反射が関係していそうか。
どんな動きや姿勢、反応に表れているか。
どのように触れると変化が出やすいか。
どのように関わると成長につながりやすいか。
どんなエクササイズなら取り入れやすいか。
その方の年齢、課題、悩み、目標に合わせて、どのような進め方が合うのか。

原始反射統合を実践につなげる時には、このような一つひとつの選択が大切になります。

目の前の人に合わせて考える

同じ原始反射でも、関わる相手によって活かし方は変わります。

赤ちゃんなら、触れ方や抱き方、ベビーマッサージへの取り入れ方、ベビーエクササイズ、おもちゃの使い方などを考えることがあります。

小さなお子さんなら、遊びの中で自然に身体が動くこと、安心して取り組めること、その子が「できた」と感じられる関わり方が大切になります。

小学生、中学生、高校生、大学生などの学生さんには、年齢だけでなく、その人の課題、悩み、目標、発達段階に合わせたプログラムが必要になります。

身体の変化に気づけるようにすること。
本人が納得して取り組めるようにすること。
苦手さだけでなく、これから伸びていく可能性を一緒に見ていくこと。

大人の場合は、身体の緊張、疲れやすさ、思考のクセ、姿勢や動きのパターン、セルフケアとしての取り入れ方など、その方の生活や目的に合わせて考えていきます。

現場で原始反射統合を活かすためには、さまざまな原始反射の意味や特徴を知り、その人にはどの反射から統合していくとよいのかを考える視点が必要です。

一つの反射に対する統合方法を学ぶことも大切ですが、実際の現場では、目の前の人に合わせて必要な反射を選び、時には複数の反射を組み合わせながら、その人に合う道筋をつくっていくことが大切になります。

身体で体験することでわかること

原始反射統合には、身体で体験して初めてわかることがたくさんあります。

触れられた時の身体の反応。
圧が強い時と弱い時の使い分け。
言葉の使い方、選択肢の出し方、声のかけ方によって、身体の受け取りやすさが変わる感覚。
小さな動きの中で、見え方や感じ方、動き方が変わっていく体験。

こうした感覚は、実際に受けてみたり、練習してみたりすることで深まっていきます。

統合セラピーが思ったように進まない時もあります。
エクササイズがうまく合わない時もあります。

そのような時に、何を観察し、どのように考え、どんな工夫ができるのか。

その答えの多くは、実際に自らが体験してみて、また様々な方に提供し続けてみて、わかったことが多いです。また上手くいかないだけでなく、想定外にどんどん統合が加速していく様子もみてきました。

「これは、のびそう!」
「思ったより早く、力が発揮できているな」
というパターンやプロセスが見えてくるようになります。

このようなポジティブなお話は、よく、セッションで保護者の方に伝えたり、講座を受講している人と話を深めることが多く、特に、興味をもってくださることのひとつです。

困りごとの原因から、その先の力を引き出す世界へ

原始反射を知ることで、困りごとや苦手さの背景が見えてくることがあります。

それはとても大切な入り口です。

けれど、私が大切にしているのは、原因がわかって終わることではありません。

身体と感覚の土台が整うことで、その人の本来の力がどこから動き出せるのか。
見え方、感じ方、動き方が変わることで、どんな可能性が広がっていくのか。

その視点を持って関わることで、原始反射統合は、問題を見るためだけではなく、その人の力を引き出すための学びになっていきます。

原始反射の統合の学びと体験

IMSIでは、これまで20年以上の原始反射の統合セラピーの導入経験をもとに、原始反射統合の入口として、原始反射1Dayセミナーを開催しています。

そして、その続きとして、さまざまな原始反射をひとつ、ひとつ、説明し、実際に体感していく時間をとっています。具体的には

それぞれの13の原始反射と恐怖麻痺反射(恐怖麻痺反応)について、

・意味や働き
・チェック法
・観察の視点
・統合セラピー
・エクササイズ
・セルフケア
・年齢や現場に合わせた活かし方

を、理論と実技の両方から学んでいきます。

赤ちゃん、子ども、学生、大人、それぞれの場面でどのように応用できるかもお話ししています。

また、講座では、参加される方が持っている現場での疑問や質問にも、できるだけ広くお答えするようにしています。

たとえば、

こういう場合は、どのように考えたらよいか。
統合エクササイズや統合セラピーがうまくいかなかった時、何を見たらよいか。
この年齢やこの状況では、どんな工夫ができるか。
セルフケアとして続けるには、どのように提案するとよいか。

そのような問いを一緒に考えながら、原始反射統合を現場で活かすための視点を深めていきます。

原始反射統合を、実践につなげたい方へ

原始反射統合を知りたい、学びたい、そして、もっと現場に合った形で活かしたい方のなかで、
特に、
・目の前の人の可能性を広げる方法を探している方、
・人の可能性に触れたい方、
・そして、自分自身の身体や感覚を通して、新しい自分の可能性に気づきたい方

そのような方々と、出会えて、一緒にワークができたら、来ていただけたらと思っています。

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6日間コースでは、12の原始反射と恐怖麻痺反応を、理論・チェック・統合セラピー・エクササイズ・セルフケアまで体系的に学びます。
【講座案内】
脳と身体のための原始反射統合コース 6日間

また、講座の内容をもう少し詳しく知りたい方は、定期開催している無料のオープンキャンパスもご利用ください。なるべくすぐに、学びたい、セッションを受けたいというお急ぎの方はメールやSNS、お電話にてお気軽にご相談ください。

【説明・体験会(オープンキャンパス)】
原始反射の統合プログラムについて、そのアプローチや事例、講座の流れや学び方を説明しています。また、実際に体験する時間もあります。(90分無料・要予約) 

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