2018.08.16
動きの探索・カナダ研修⑤過去から今へ、アクションバランス講座
モントリオール研修では、爽やかな風を感じながら、会場のハウスまでの20分間のウォーキングタイムが、よい統合タイムになります。
今回の研修では、教室の中は常に4か国がいきかっています。先生が英語で話し、それをフランスに訳したり、スペイン語経由でフランス語に通訳したり、そして日本語も。
本業の通訳がいるわけでないので、皆がアイデアをしぼって、進みます。
「言葉が壁」になるはずが、かえって、皆が親しくなったり、サポートし合うという、空気は、なんとも心地よいのです。さすが、「学びをスムーズにする」キャロルアン先生のもつ、場のエネルギー!
ブレインジムのさらなるステップアップでもある「動きの探索」後半の研修では、レベル1-4(原始反射→動きのパターン→動きの質→ダイナミックビジョン)と胎児の頃から現在までの心と身体の動きを、すべて包括し、統合していく方法「アクションバランス調整」を学びます。
過去だけでもなく、今だけでもなく、未来だけでもなく、それらをすべてつなげて考えます。
これが、現実感を引き出します。(多くの人が過去や未来を生き方に指標にしているため)
ここでは、今の身体の動きにフォーカスして、そこからヒントをもらって、望む方向に近づけていきます。
私たちが、今、している身体の使い方は、基礎動作がもとになっています。コースでは7つの基本動作に分け、それらの質をあげることを体験します。加えて、基本動作は身体だけでなく、私たちの感情や思考、行動パターンにも反映しています。
誰でも、感情・思考・行動パターンが、調和し、成長していけばよいのですが、私たちは、成長する過程で、ときに、より難しい方を強いられたり、うまくいかず、あきらめたりする「代償パターン」を身につけて、育つことがあります。
そのようなことを積み重ねていくと、思考と行動、感情もひねりにひねられ、それがいつのまにか、自分のものとして統合されていきます。自然な調和とはずれ、自分で、自分を導くことにストレスが重なります。
たとえば、「これは大切」「こうした方がいい」とアタマでわかっていても、「結局、行動に移せていない」、、、こんなことがよくおこります。
日々の暮らしの中で、感情や思考がうまく、自分の行動につながっていないケースです。
これは脳の使いグセの仕業なのですが、そこからの変化成長を進めるときに、「アタマから」ではなく(説明や理論、理屈で自分の行動をきめていく)「カラダから」変化成長を引き出す方が、ピッタリはまり、成長しやすい人がいます。
たいていは、何かを学ぶ時に、理屈どおりにやって、上手くできなかった過去の経験がある人たちです。
私も、そんな人達の一人です(^。^)
身体をオーガナイズさせて、感情を整え、自分に必要な思考を引き出す。
そんなモードのスイッチを、自分で押すことができたら、どんな素敵なことでしょう。
自分がスイッチをおす気持ちよさは、なかなか、言語でも表現できないものです。
この体験が、次の学ぶときの、やる気を引き出します。
10日間のモントリオール研修は、すでにインストラクターになる教育を受けて来たニューヨーク在住のマージ&マリさん、カルガリー在住ディーナさん他7-8人の先輩がいて、理解を深め、人に伝える方法を生で見ることができ、素晴らしい学びでした。
【movement exploration international family】
動きの探索インターナショナルファミリー❤️
わたし自身は、ものごと理解し、学んでいくときに、アタマからよりも「動きを探索」していくことが、何を習得するにも、人生を進めるにも、役立つと改めて実感した研修でした。
まだまだ続けたいのは、ブラッシュアップすることで、仕事やプライベートで、よりよく進化するのを助けている実感と事実があるから😇
2018年の養成研修はこれで終了し、次回は来年の春、福岡で行われます。
ケーススタディを取りながら、実践面で学びを深めていきます。
研修レポートを読んでくださった方、ありがとうございました。
自然療法国際総合学院IMSI 嵯峨慈子
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2018年度
自然療法の国際総合学院IMSIにて、担当しているコースはこちらです。
https://www.imsi.co.jp/course/aroma/diploma.html
・米国教育キネシオロジー財団認定ブレインジム公式コース/OBOコース
https://www.imsi.co.jp/course/capacity/usa.html
https://www.imsi.co.jp/session/session_04.html
・他、アンチエイジングフェイシャル1DAYセミナーなど