2021.06.15
世界の遺産の保護に精油の活用・インドネシアから
BS NHK 朝の番組「キャッチ!世界のトップニュース」で
インドネシアで、世界遺産の保護のためにエッセンシャルオイルが使われているというニュースが流れていました。
興味深かったので、ここでもシェアします。
8-9世紀にかけて建立された世界最大の石造りの仏教寺院、インドネシアの世界遺産「ボロブドゥール寺院遺跡群」。湿度の高い気候から建物に「コケ」がはえて手入れが大変だったそう。
そこで以前は農薬が散布されていましたが、石材の損傷や土壌を汚染することが分かり使用禁止になりました。その後は手作業でひとつひつと「コケ」とりをしていたそう。
そんな中6年以上かけて実験等研究を繰り返し、インドネシアに多く育つレモングラスの精油がよい効果を示すことが分かったそうです。
手法はレモングラス精油を希釈して特殊な液体をつくり、噴射ホースでする形式で、現在は外壁から手入れをはじめられています。
研究者も植物を用いた方法は理想的な保護プロセスであり、次の挑戦は他の遺産の保護にも活用できる研究を続けたいと話していました。
その他、もともと植物を日常生活に活用するのが一般的なインドネシアで、コロナ禍のなか、さらに精油を取り入れる人が増え、生産量も増やしているということでした。
精油というとう精神面の働き、人に対する効果などが注目されがちですが、
建物の保護という観点もありますね。興味深いニュースでした。
まだ行ったことがないので、寺院。
行ってみたいなと思いました。
早く自由に海外に行ける日が来ますように。
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自然療法の国際総合学院IMSI