2024.10.18
ビクビク、怖がり、不安が消えないのは恐怖麻痺反射(反応)のせいかも?
目次
1. はじめに:不安がつきまとう感覚、心当たりはありませんか?
「人前に出ると、急に身体が動かなくなってしまう」
「いつも不安な気持ちが頭から離れない」という経験はありませんか?
これらの状態は、自分でもなぜそうなるのか分からず、悩みが長引く原因になることが多いです。
こうした不安や怖がりの背景には、発達の初期に現れる恐怖麻痺反射(Fear Paralysis Reflex、恐怖麻痺反応)が関わっている可能性があります。通常、成長とともに消えるはずのこの反射が未統合のまま残っていると、無意識にフリーズしてしまう反応が大人になっても続いてしまいます。
2.恐怖麻痺反射(反応)が未統合だと起こる具体的な問題
恐怖麻痺反射が統合されていない場合、次のような症状が現れることがあります。
・プレッシャーがかかると身体が固まってしまう
急に身体が動かなくなったり、しゃべれなくなったり、呼吸が浅くなってしまう。
・漠然とした不安感が続く
理由のない不安が日常的に消えず、心が落ち着かない。
・引っ込み思案で人付き合いが苦手になる
自己主張ができず、他人と接することを怖いと感じる。
・急な変化にパニックを起こしやすい
新しい環境や急な予定変更に対処できず、混乱する。

3. 他の反射との関連性:一つの反射だけが原因ではないことも
恐怖麻痺反射だけでなく、他の原始反射が影響を及ぼす場合もあります。例えば、
モロー反射が残っていると、少しの刺激にも過敏に反応し、常に警戒心が強い状態が続きます。
ATNR(非対称性緊張性頸反射)の影響で身体の使い方がぎこちない場合、自己肯定感が低くなり、不安感が強まることもあります。
このように、個人の心身の発達レベルや状況に応じて、複数の反射が複雑に絡み合うことが多いため、総合的な視点でチェックすることが重要です。
4. 恐怖麻痺反射を統合することで期待できる変化
- 身体の固まりやすさが減り、緊張する場面でも柔軟に動けるようになる
- 不安感が和らぎ、落ち着いた気持ちで生活できる
- 自己主張がしやすくなり、人間関係が楽になる
- 急な環境の変化にも対応できる心の余裕が生まれる
5.どのように恐怖麻痺反射を統合するの?
以下の基本アプローチがあります。
・マッサージやセラピー
身体全体をほぐし、緊張した筋肉をゆるめる方法です。
・呼吸エクササイズ
深い呼吸を意識して、副交感神経を優位にし、リラックスを促す方法です。
・専門的なチェックと指導
他の反射、例えばモロー反射なども絡んでいる場合があるため、恐怖麻痺反射のチェックを行い、 他の反射のチェック後、統合も併せて進めることが効果的です。
恐怖麻痺反射が未統合であることで、心や身体に不調が出ていることは少なくありません。ですが、こうした反射は統合することで日常生活の質を向上させ、心身の安定を取り戻すことができます。
少しずつ、あなたに合った方法で進めていくことが大切です。

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