2024.03.04
思春期の感情バランスに役立つ”ポジティブ”アロマセラピー
来日直前のジョナサン先生とオンラインミーティングを行いました。
日本の皆さんにお会いできるのを、とても楽しみにしていらっしゃいましたよ。
私も、ジョナサン先生とともに、クリニカルアロマセラピーの奥深い世界を皆様にお伝え出来ますこと、とても楽しみにしています!

子どもやティーンエイジャーの不安、うつ、自傷行為、摂食障害、ネットやゲームの依存症が数年前より激増していることは、ジョナサン先生のような臨床現場で働く専門家には一目瞭然なのだそうです。
それまで、自閉症、ADHDなどの発達障がい、コミュニケーション障がいを専門とし、院内でアロマセラピーを活用してきたジョナサン先生ですが、そのように診断されていなくても、全ての子どもとティーンエイジャーに活用できるアロマセラピーの構想を練っていたそうです。
それが、「ポジティブ・アロマセラピー」です。
ポジティブ・アロマセラピーとは、精油の香りが、脳の情動中枢である大脳辺縁系に影響を与えることを利用し、感情のバランスをサポートすることを目的としたアロマセラピーで、感情を落ち着かせたり、機嫌を良くしたりして、感情的な幸福度を高めていきます。
3月24日(土)に開催されるジョナサン先生の来日セミナー「子どもの情緒発達のためのアロマセラピー」では、3歳から7歳の幼児、8歳から12歳のプレティーン、13歳から17歳のティーンエイジャーに分けて、感情的な問題、その原因、感情コントロールのサポート、使用する精油やその用法などが詳しく紹介される予定です。
コースの告知文言は4歳~13歳と記載していましたが、実際にカバーするのは3歳~17歳なのだそうです(←主催者としては「早く言ってぇ~!」という感じですが、スライドを作成しながらどんどんアイディアが湧いてきて、コース内容がいつの間にか膨らんでいくというのは、嬉しいことです。)
さて、思いっきり学校生活を楽しみ、自分の人生をイキイキと生きるスキルを磨きたい思春期ですが、この時期は感情のバランスを取ることが難しい時期でもあります。
常にイライラし、友人関係や家族との関係にも支障をきたし、毎日を心地よく過ごせていないティーンエイジャーたちも少なくありません。
ジョナサン先生曰く、まずは、これらの問題はホルモン変動など身体の成長とアイデンティティ形成など心の成長による「普通のこと」であると、本人にも周囲の人たちも認識してもらうことが重要だそうです。
そのうえで、精油の鎮静作用、高揚作用、さらに集中力改善やストレス解消に役立つさまざまな作用をポジティブに、戦略的に活用しすることで、アロマセラピーの効果を最大限に発揮することができるのだそうです。
来日セミナーでは、いつでも何処でも使えるアロマスティック(インヘーラー)と、日中いつでも使えるアロマオイル、夜用のアロマオイルと、3つのアロマグッズを作成する実習もあるそうですよ!
また、イエローマンやセラピードールなど、ジョナサン先生が臨床現場でアロマセラピーと一緒に活用しているさまざまなセラピーグッズもご紹介されます。
アロマセラピーを使って香りを嗅ぐことは、とてもシンプルではありますが、脳と呼吸に即座に働きかけることで、感情のコントロール、そして感情的なウェルビーイングを高めていくのに、本当に効果的なのだそうです。
現在、子育て中の方も、子どもに関するお仕事をされている方も、すぐに活用できるアロマセラピーの戦略がたくさん学べますので、宜しければ是非ジョナサン先生から学びにいらしてくださいね!

3月のジョナサン先生の初来日ワークショップの内容は、下記のリンクからご確認いただけます。
お席に限りがありますので、お早めにお申し込みくださいね。
ポリヴェーガル理論とアロマセラピーで行うセルフ・プロテクション
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